[REUTERS/Fadi Al-Assaad]

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来週23日に、日本代表の親善試合、対アゼルバイジャン戦が行われる。6月から始まるW杯予選を前にした、唯一のテストマッチだね。

この試合の一番のポイントは、まずコンディションの部分だろう。最終予選でいいスタートダッシュを切るために、この試合でベストな形に近づける必要がある。シーズンが終わった海外組と、シーズンまっただ中の国内組。そのバラつきをチームとして整えなければならない。

中でも注目したいのが、本田圭佑の復帰だ。久しぶりの代表合流となるが、果たしてどれだけチームにフィットできるか。彼がいない時期の代表は苦労していたからね。起用されるとすれば、ポジションは優勝したアジア杯と同じ中央になるだろう。そうなると香川は左サイドになることが濃厚だ。本田に対しては、期待と、どれだけフィットできるかという一抹の不安、その両面で注目したいね。

もう一つ、見どころとしてあげられているのが、3─4─3だ。先日国内組だけで行われた合宿でも試したという。しかしこれに関しては、僕はまったく意味がないと思っている。合宿したメンバーと、今回招集されるであろうメンバーはまったく違う。ザッケローニは本番で使わないメンバーでこのシステムを試すことが多いが、そこに果たしてどれだけの成果があるのかな。

もっと言うと、3─4─3は話題を提供するためのポーズにすら思える。日本人はとかくわかりやすい見出しが大好きだ。そして、システム論という名の、サッカーを数字で語ることも好きだ。なんだかわからないものを、なんとか自分たちの理解の範疇に収めようとして、とりあえず数字にしてわかりやすくしているようにしか思えない。
 
世界中のどの国が、システムどうこうでサッカーを語っている? システム論はサッカーをわかりやすくするかもしれないが、まったくその本質を捉えていない。サッカーというのはもっとシンプルなものだよ。
 
たとえば先日奇跡的な逆転勝利で優勝を果たしたマンチェスター・シティの試合はどうだったか。システムもくそもないよね。ゴールを取らなければいけないから前に出る、逃げ切ろうとするから後ろに引く。つまり、流れによってシステムなんてものはいかようにでも変わる。数字はあくまでスタートポジションにすぎないよ。

サッカーは相手があるスポーツだ。「ザックジャパン、3─4─3をどうこう」っていう見出しは、もうたくさんだね。