テレビ朝日系の人気深夜番組「爆笑問題の検索ちゃん」(テレビ朝日系)の放送が終了する――。そんな一報が流れたのは、8月26日の深夜のこと。TBSラジオの深夜番組「爆笑問題カーボーイ」で「検索ちゃん最終回の収録」についてチラリと触れたことがきっかけだったが、以降、ネットでは番組終了を惜しみ、悲しむ声が相次いでいる。

爆笑問題の検索ちゃん」は、爆笑問題の太田光と小池栄子が司会、お笑い芸人(田中裕二、次長課長、品川庄司、土田晃之、千原兄弟など)が解答者を務める“ネットの検索”がテーマのクイズ番組。毎回設定されるテーマに沿ったネットの噂や情報を解答者が当てるのが基本のスタイルだが、解答の合間には太田光と解答者とのゆるいトークが挟まれ、それが延々と続くこともある。そんな独特のペース配分が大きな魅力となっている番組だ。

その“ゆるさ”は「金曜の夜に何も考えずに見られる」と好評で、視聴率も深夜番組としては異例の好視聴率を連発。前の時間帯に放送されている「タモリ倶楽部」と合わせて、週末の楽しみにしているファンも多い。

それだけに、番組終了の情報には「検索ちゃんがない金曜日なんて考えられない」「マジで終わっちゃうのか……」「テレビ朝日は何を考えてるんだ」「悲しすぎる」と、悲嘆に暮れるファンの声が続々。いつか終了のタイミングが来ることは分かっていても、視聴率が悪いわけではなく、視聴者の評判も良好な中での終了となれば、ファンにとっては納得しにくいところだろう。

まだ番組終了がテレビ朝日から正式に発表されたわけではないが、8月27日付けの東京スポーツは「テレビ朝日は経費削減のため、全曜日の深夜番組を終了させて通販番組にする(※『タモリ倶楽部』など存続の番組もあり)」とも伝えているだけに、番組のファンにとっては気が気でないところだ。