エアフォースワン(大統領専用機)から降りながら敬礼するトランプ米大統領=7月31日、ニュージャージー州モリスタウン/New Jersey, July 31. Daniel Heuer/Reuters

CNN)トランプ米大統領がイランとの戦争の解決策を模索する中、米国は早ければ今週末にも新たな攻撃を実施する計画を立てていることが分かった。事情に詳しい情報筋2人が明らかにした。

攻撃の正確な範囲や、攻撃目標については明らかになっていない。当局者は2人とも、攻撃は中止になる可能性があると注意を促した。

トランプ氏は7月31日の閣議で発言した際、外交努力が頓挫したことへの怒りをあらわにしつつ、激しい攻撃の再開を予告。「徹底的に叩(たた)く」「どこかの時点で、『もう耐えられない』と言ってくるだろう」と述べた。

米中央軍は戦争拡大に向けた選択肢の作成や、部隊の準備を進めている。イランのミサイル基地に対して2週間の激しい爆撃を実施する計画もある。

当局者2人によると、エネルギー施設を狙う選択肢についても計画策定が進められているという。

トランプ政権はこれまで、エネルギーインフラへの攻撃には慎重だった。イランが報復として湾岸地域のインフラ施設を攻撃して、ただでさえ戦争の影響で逼迫(ひっぱく)している世界のエネルギー市場を揺るがす可能性への懸念からだ。

イスラエルのカッツ国防相は今週、イスラエルの指導部はイランへの経済的圧力をさらに強める手段として、エネルギーインフラへの攻撃を望んでいると発言。「我々はイランのエネルギー目標を叩くことを強く望んでいるが、現時点では米国が承認していない」と明らかにした。

米国による新たなイラン攻撃にイスラエルが加わる兆候は見られない。

このほか、米軍テヘラン南郊にある「ピックアックス山」を含め、イランの核施設を狙う一連の攻撃を実施する準備も進めている。実施する準備を進めている。当局者によると、こうした準備はここ数日で加速しているという。

ホワイトハウスはトランプ氏が今週末の新たな攻撃を命じたとの報道について聞かれ、トランプ氏は「こうしたテロ行為が起きるのを傍観しない」と説明した。

ホワイトハウスのレビット報道官は声明で、「イランはトランプ大統領が有意義とみなす形で交渉の席に着くまで、代償を払い続けることになる」としている。