YouTubeチャンネル「生活に役立つメンタルヘルス」が、「【日本人特有の】職場でうつ病や適応障害になりやすい人の4つの特徴」と題した動画を公開した。動画では、精神科医や公認心理師らの知見を基に、日本独自の文化が職場のメンタルヘルスに与える影響と、うつ病や適応障害になりやすい人の具体的な特徴を解説している。

日本人は秩序を重んじ、周囲からどう思われるかを気にする「恥の文化」を行動原理としている。この性質は他国から賞賛される美徳である一方で、働き方に反映されると過剰適応やいじめといった問題を引き起こす要因になるという。動画では、こうした日本の職場の特徴を前提に、うつ病や適応障害になりやすい人の4つの特徴が挙げられた。

1つ目は「主張しない人」。周囲に気を使いすぎて我慢する平和主義者は、物事を荒立てまいと努力する反面、職場の人間関係において板挟みになりやすい。さらに、不満の捌け口やハラスメントの標的にもなりやすく、過度な人間関係のストレスを抱え込んでしまうという。2つ目は「断らない人」。自己犠牲の精神で何事も引き受ける立派な態度が裏目に出てしまう。職場には楽をしようとする人もいるため、「あの人は何を頼んでもやってくれる」と都合よく扱われ、処理しきれないほどの業務を抱え込んでしまうケースが紹介された。

3つ目は「空気を読めない人」。日本には言葉を使わずに雰囲気で物事を悟る「おもてなしの文化」が根付いている。そのため、明確な指示を出さずに「察しろ」と要求される職場は、空気を読むのが苦手な自閉スペクトラム症(ASD)などの人にとって大変生きづらい環境となっている。対照的に4つ目の特徴として「空気を読み過ぎる人」も挙げられた。相手の表情や些細な言葉から要求を過度に推測してしまうため、常に周囲の顔色を窺うことになり、自分のペースを保てず疲弊してしまうと指摘された。

最後に、過労死や過労自殺が日本発祥の言葉であり、現在でも英語で「karosi」と呼ばれていることに触れ、日本の職場がいかに特殊な環境であるかを強調している。日本特有の文化が引き起こす働き方の罠を理解し、職場環境を客観的に見直すことが、自身のメンタルヘルスを守るための重要な一歩となるだろう。

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