W杯で熱唱したBTS(ロイター)

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 世界的な人気を誇るBTSが、物議を呼んでいる新カテゴリーを巡ってグラミー賞に対して大胆な姿勢を示している。米ニュースサイト「ページ・シックス」が29日、報じた。

 グラミー賞を運営するレコーディング・アカデミーは6月、2027年の授賞式で「最優秀アジア・ポップ・ミュージック・パフォーマンス賞」が新設されることをを発表した。
 
 この賞は「K―POP、J―POP、C―POPなどを含むアジア市場発祥またはアジア市場で広く認知されているアジア・ポップ・ミュージックのパフォーマンスにおける芸術的卓越性を、一つ以上のアジア言語を効果的に使用した上で表彰する」ものだという。

 しかし29日、BTSのメンバー7人全員(ジン、シュガ、ジェイホープ、RM、ジミン、V、ジョングク)が、それぞれのインスタグラムのストーリーで、今回の資格期間におけるグラミー賞の選考対象にはならないと発表した。

「今年はグラミー賞にエントリーしないことに決めました」と、韓国語で書かれたメッセージには記されており「地域や言語によって区別されるのではなく、音楽そのものが聴かれ、愛されることを願っています」と続いている。

 同時にBTSは、世界中のファン層を指す「アーミー」と「いつも私たちを支えてくれるすべての人」に感謝の意を表した。

 レコーディング・アカデミーのCEOであるハーヴェイ・メイソン・ジュニア氏は、29日夜、グラミー賞の公式インスタグラムページに声明を発表し「BTSが今年のグラミー賞の選考プロセスに参加しないことを選択したと聞いて悲しい」としながらも「彼らの決定を理解し、尊重する」と語っている。

 最優秀アジアポップミュージックパフォーマンス部門をめぐる論争について、同CEOは「部門が増えるということは、より多くのアーティストの作品が認められるということであり、決して分断を生むものではない」と説明している

 メイソン・ジュニアCEOは、特定のジャンルのカテゴリーにノミネートしたアーティストは、年間最優秀アルバム、年間最優秀レコード、年間最優秀楽曲といった一般的なカテゴリーにもノミネートされ、選考対象となる権利を「排除されるものではない」と改めて強調している。

 大物K―POPボーイズグループが来年の授賞式への出席を取りやめたことは、世界中の熱狂的なファンにとって間違いなく失望となると見られる。BTSは、3月にリリースされた大ヒットアルバム「アリラン」で、今年複数のグラミー賞にノミネートされると予想されていた。

 新たに追加されたカテゴリーには、最優秀ラテンソング賞、最優秀R&Bコラボレーション賞またはデュオ/グループパフォーマンス賞、最優秀トラディショナルポップボーカルパフォーマンス賞、最優秀トラディショナルフォークアルバム賞がある。

 2027年のグラミー賞授賞式は2月7日に開催され、ABC、Disney+、Huluで放送される。