気象予報士の松浦悠真氏が、YouTubeチャンネル「【マニアック天気】松浦悠真」にて、「【猛暑は長続きせず?】秋前半は意外と涼しい ただし台風は発達しやすい|3か月予報」と題した動画を公開した。動画では、8月から10月にかけての天候について、猛暑が長続きしない理由や、台風への警戒が必要なメカニズムを解説している。

気象庁が発表した3か月予報によると、全国的に気温は平年並みか高く、降水量はほぼ平年並みの予想となっている。松浦氏は海面水温のデータを示し、太平洋東部で水温が非常に高い「スーパーエルニーニョ」が予想されていることや、インド洋でも水温が高い状態が続いていることを説明した。

日本付近の上空の風の流れに注目すると、偏西風が南に蛇行しやすい「西谷」の傾向が見られるという。松浦氏は「夏後半はこのチベット高気圧の張り出しがちょっと弱い」と指摘し、ものすごく厳しい猛暑は「意外と長続きはせずに終わってくれるのかなという感じはしている」と見解を述べた。

一方で、台風については警戒が必要だという。エルニーニョ現象の影響でモンスーンの西風が強まっており、「台風がボコボコと発生しやすい状況が続いていく」と分析。さらに、日本から少し遠いマリアナ諸島付近からの低圧部で台風が発生しやすくなるため、「秋台風が結構発達をしやすい」傾向にあると警鐘を鳴らした。気温に関しても、フィリピン付近の高気圧が明瞭になる前の秋の前半は、意外と涼しい側に働く可能性があると語った。

スーパーエルニーニョの影響が複雑に絡み合う今シーズンの天候。厳しい暑さの終わりが見える一方で、発達した秋台風への備えが不可欠であることが深く理解できる内容となっている。

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