家計見直しアドバイザーのFPのもと氏が、YouTubeチャンネル「FPのもと | 投資と家計」で「【警告】年金は何歳でもらう?損得で考えている人、危険です」と題した動画を公開した。動画では、年金の受給開始年齢をめぐる議論について、「何歳でもらえば損をしないか」という損得勘定で決めることの危険性を指摘している。

動画の冒頭でもと氏は、年金受給について多くの人が気にする「損益分岐点」に言及。「あなたが何歳まで生きるかは誰にもわからない」ため、何歳まで生きれば得かという計算には意味がないと指摘する。

その上で、年金という制度の根本的な意義について解説。年金は本来、長生きをしてお金が尽きてしまうという最大の事態に備えるための「保険」であると定義した。「早く亡くなって損をしたとしても、それは生き続けられた証拠」であり、長生きして生活ができなくなることこそが、避けるべき真のリスクだと説明する。

さらに、年金を早めにもらってNISAで運用するという意見についても言及。「受給開始を早めると減額が一生続く」ことや、投資による利益は不確定であることを挙げ、確実な増額が見込める繰り下げ受給の方が合理的であると分析した。

もと氏はこれらの理由から、手元の資産や労働収入で「生活ができる人は、繰り下げ受給一択」であると結論づけた。年金を単なる貯蓄の回収ではなく「保険」として捉え直すことで、老後の不安に対する新しい視点を提供する解説となっている。