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 24年プロキオンS、25年東海Sと武豊とのコンビでダート重賞を2勝したヤマニンウルス(牡6=斉藤崇、父ジャスタウェイ)が17日、JRA競走馬登録を抹消された。今後はレックススタッド(北海道新ひだか町)で種牡馬入りする予定。JRAが発表した。

 昨夏の東海Sから間隔を空け、4月4日の前走ポラリスSで今年初戦を迎えて2番人気12着。斉藤崇師は「昨秋に疝痛で開腹手術をして以降、あまり体調が整わず、フェブラリーSを回避してポラリスSに向かいましたが、やはり本来の姿ではなかったです」と振り返る。

 前走後はひと息入れて夏に備えた。「東海S連覇に向けて、しっかり立て直してと思っていたところではありますが、体調面が上向いてこないので引退し、レックススタッドで種牡馬になることになりました」と説明。次のステージに向けて「いい子供を出してほしいですね」とエールを送った。

 22年8月20日に小倉ダート1700メートルの新馬戦でデビューし、今村聖奈とのコンビで2着に4秒3差をつける大差勝ち。23年4月23日に京都ダート1800メートルの平場1勝クラスで2戦目を迎え、2着に1秒差の6馬身差Vを飾った。手綱を取った武豊がレース後に「和製フライトラインになってほしいね。まだ調教から大丈夫かなという感じで未完成。それでこれだからね。まだ体がしっかりしていないというか、フォームが定まっていない。楽しみですよ」と米国で6戦6勝で引退し、種牡馬入りした怪物フライトラインを引き合いに大きな期待を口にした逸材。平場2勝クラス、3勝クラスの雅S、24年7月7日のプロキオンSとデビュー戦からの連勝を「5」に伸ばし、砂の怪物と称された。

 24年12月1日のチャンピオンズCは賞金順の次点で除外となり、同19日の名古屋大賞典(6着)へ。25年には予定していた2月8日のアルデバランSが除外対象で繰り上がりがかなわなかったことから2週後の小倉大賞典にスライド。藤懸との新コンビで自身最高体重の600キロで出走し、初の芝起用でトップハンデタイの58.5キロを背負って10着だった。

 通算11戦6勝、獲得賞金は1億2807万2000円。同厩の半兄ヤマニンサンパ、半姉ヤマニンアンフィル、半弟ヤマニンアルリフラ(25年北九州記念勝ち)が同じくオープン入りし、はとこのヤマニンサルバム(23年中日新聞杯、24年新潟大賞典勝ち)、ヤマニンチェルキ(25年北海道スプリントC、サマーチャンピオン、東京盃勝ち)も重賞ウイナーの仲間入りを果たしている。曽祖母ワンオブアクライン牝系の血を次の世代につないでいく。