父母合わせG1・9勝の「デアリングタクトの2026」は3億3000万円

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 競走馬の国内最大のセリ、セレクトセール2026の当歳セッションが14日、北海道苫小牧市のノーザンホースパークで行われた。「デアリングタクトの2026」(父イクイノックス)は3億3000万円で落札されるなど、3冠牝馬の半弟と2番子が、セールを盛り上げた。(価格は税別)

 会場がどんどんヒートアップした。入場時から注目を浴びた「母デアリングタクト×父イクイノックス」の牡馬。リザーブ価格6000万円から口火が切られると、200万円ずつビットが応酬される。一瞬で1億円を突破すると、場内はさらに熱を帯びる。わずか1分足らずで2億円を突破すると、3億円までコールが繰り返され、最後は3億3000万円でハンマープライス。ANIMAレーシングがし烈な攻防を制すると、場内からは拍手が沸き起こった。

 母は史上初めて無敗で牝馬3冠を達成。父もG1・6連勝を飾った夢の配合だ。“9冠息子”の結果に、生産者の岡田牧雄代表は「目指せ1億円だったんだけどね。本当に驚いています。柔らかくて牧場を走っている姿は、ひょうみたい。自信はありました。本当に楽しみです」と胸を張った。

 岡田代表は本紙の馬トクYouTubeでの単独インタビューで「私なら3億円でも買う」と話していた。それを超える結果となったが、「それは私が無限に買えるなら…と言ったんだけどね。(見出しが)切り取られていたね」と苦笑い。それでも、満を持してセールに上場した2世代目の評価は、期待を超えるものとなった。「鍛えて鍛えて丈夫な馬にして、値段に見合うような成績を残してほしい」。今後の活躍も“予言通り”となるか注目だ。(石行 佑介)