自転車の傘差し運転「青切符」で専用レインコートなど雨具商戦本格化…売り場を常設・帽子の種類3倍に
関西の主な百貨店で梅雨の時期に合わせた雨具商戦が本格化している。
4月施行の改正道路交通法で自転車の傘差し運転が反則金を科す対象になったことを受け、今年はレインコートの売り場を常設したり、雨傘以外の品ぞろえを拡充したりする動きが目立つ。
あべのハルカス近鉄本店(大阪市阿倍野区)の雨具売り場では、色とりどりのレインコートやレインポンチョが約30種類並ぶ。大阪市阿倍野区の無職女性(86)は「移動の大半は自転車なので、足元がぬれないような大きめのサイズが欲しい」と話した。
同店は昨年まで、レインコートは梅雨や台風の時期以外は店頭に出しておらず、問い合わせがあった客に売っていた。今年は4月から売り場を常設し、はっ水性のある帽子の種類も3倍に増やした。レインコートの4月の売上高は前年同月比で約20倍になった。背景には、4月の改正道交法の施行がある。自転車の傘差し運転は「青切符(交通反則切符)」の交付対象で、反則金5000円が科されることになり、消費者の関心が雨傘以外の雨具に向いているからだ。
大丸梅田店(同市北区)は4月、例年は雨傘中心の売り場に、はっ水性のあるポシェットを並べたところ、5月には完売したという。高島屋大阪店(同市中央区)も、視界が悪くならないように工夫した自転車専用のレインコートなど品ぞろえを拡充した。

