必勝リレー崩れた…適時打なしで4点許し逆転負け、巨人3連勝ならず3位転落
ヤクルト4−3巨人(セ・リーグ=30日)――ヤクルトが逆転勝ちで3連勝。
2点を追う八回に相手の暴投などで同点とし、九回は増田の遊ゴロの間に勝ち越した。巨人は救援陣が崩れ、3連勝ならず。
口を真一文字に結んだ巨人の大勢が、失意の表情でベンチに腰をかけた。八回に2点のリードを守り切れずノックアウト。悪い流れは、守護神のマルティネスも止められない。頼みの必勝リレーが崩れ、痛恨の逆転負けを喫した。

八回。大勢は先頭の長岡に四球を与え、赤羽にはフォークボールが甘くなり、左前打でつながれた。代打・中村悠の打席で、一死二、三塁となり、3球目のフォークが引っかかって暴投となり1点差。中村悠の二ゴロで前進守備の門脇が本塁へ送球し、三塁走者はタッチアウトと判定されたが、リプレー検証で覆り、追いつかれた。

同点の九回はマルティネスがマウンドへ。しかし、先頭の松下歩叶(法大)の投ゴロを自らの悪送球で出塁を許し、一死三塁とされると、遊ゴロ野選の間に勝ち越し点を奪われた。

大勢は「立て続けにやられて、チームに迷惑をかけてしまっている」と唇をかんだ。勝ちパターンの八回を担う右腕はこれで登板3試合連続での失点。6月28日のDeNA戦でも、2点リードの八回に1点を奪われ、イニング途中に救援を仰いだ。橋上監督代行は「球威自体も落ちている感じがするし、空振りがなかなか取れない」と指摘。データも交えながら、状態について詳しく検証する考えを示した。
大勢は昨季、62試合に登板し、最優秀中継ぎ投手のタイトルに輝いたブルペンの支柱だ。杉内投手チーフコーチは「チームには絶対必要な存在なので、乗り越えてもらうしかない」と祈るように言う。その奮迅の働きなくして、厳しさを増すペナントレースは勝ち抜けない。(平山一有)
巨人・橋上監督代行「序盤からミスがちょっと出てしまった。接戦になればなるほど、ミスした方が勝ちきれなくなる典型的なゲームになってしまった」

