阪神・ドラ1立石 復調兆し!栗林撃ちファーム3号2ラン 3戦連続安打&マルチ「ちゃんと振れている」
「ファーム・西地区、広島3−6阪神」(30日、由宇球場)
苦しんだ分だけ、バットを握る手には力がこもった。栗林を粉砕する一撃を放ったのは阪神ドラフト1位の立石正広内野手だ。降格後、初本塁打となるファーム3号2ラン。初の複数安打もマークし、これで3試合連続安打とした。1軍再昇格へ復調の兆しを漂わせた。
「ちゃんと振れているのでいい結果につながったと思います」
1点を追った四回1死一塁。目の前に立ちはだかるのは栗林だ。準完全試合も達成した1軍トップクラスの右腕を「すごい選手だと思います」と意識する中、虎党が胸を躍らせる対決は初球で決着がついた。高めの直球をはじき返すと、打球は逆方向へ高々と舞い上がった。そして右翼フェンスを越えて、外野席の芝生へ弾んだ。
やはり持ってる男だ。降格後、20打席目にして待望の一発は逆転弾。「基本、真っすぐをしっかり打ち返すのは大事だと思うので」と立石本人も納得の表情だ。打たれた栗林は「良い選手だと思います。映像を見ても良い選手だなと思っていた」と脱帽。平田2軍監督も「右に打てるのが特長。そういうところが出た。(調子が)上がってきてるから4番にしてるし、打球に角度が付いてきている」とドラ1の一打を称賛した。
6月17日に登録抹消。ファームでの3試合は10打数無安打と苦しんだ。それでも27日の巨人戦(SGL)で降格後初安打が出ると、翌28日の同戦でも中前打を放った。また、5試合連続で三振を喫していたが、この日はゼロ。不名誉な記録から脱したことも、好調の裏付けとなっている。
二回の第1打席でも初球直球をはじき返す中前打。八回1死二塁では粘って8球目の内角低めの球を見極めた。四球をもぎ取り、その後の追加点につなげた。「捉えきれなかった中でフォアボールにできたのは良かった。もっと早めに捉えられる球はあったかなと思います」。好結果にも反省を忘れない。ゴールデンルーキーのリスタートが近づいてきた。

