お立ち台でポーズを決める浜田(左)と森下(撮影・西田忠信)

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 「阪神3−2中日」(30日、甲子園球場)

 まさに「執念の一打」だった。今季2度目のスタメン起用となった阪神・浜田太貴外野手が移籍後初適時打、初打点でサヨナラ勝ちに貢献。これまた移籍後初となるヒーローインタビューで「めちゃくちゃ緊張します」と、大歓声に笑みをこぼした。

 1点を追う八回だった。2死一、三塁と一打同点の場面。カウント1−2と追い込まれ、左腕・吉田の内角直球に完全に詰まらされた。万事休すかと思われた打球はふらふらと上がり、一塁手の後方にぽとり。「ラッキー」と正直に振り返ったが、値千金の同点打で試合を振り出しに戻した。

 現役ドラフトで加入した今季。開幕1軍を勝ち取るも、快音は響かず。苦しい時期が続く中で「割り切りました」。甘い球を待つ、狙い球を絞るといった割り切りで暗闇に光をともした。

 藤川監督も「こういうふうにしてチームやファンから認められていく」と、虎戦士としての第一歩を喜んだ。シーズンはまだまだ長い。虎のハマちゃんの物語は始まったばかりだ。