国産AI開発の支援先にソフトバンクなど設立の「ノエトラ」選定、今年度は3900億円を拠出
経済産業省は30日、国産AI(人工知能)開発の支援先として、ソフトバンクなどの日本企業が出資する新会社を選定したと発表した。
新会社に対し、2026年度に約3900億円を拠出する。30年度までの支援額は計約1兆円に上る見込みだ。日本が強みを持つロボットなどを動かすAIの開発を後押しする。
支援先に選定された新会社は「ノエトラ」(「日本AI基盤モデル開発」から社名変更)で、ソフトバンク、NEC、ホンダ、ソニーグループの4社が中核となって設立した。新興のAI開発企業のほか、電機、金融、建設、製薬大手など40社を超える日本企業が出資する見通しになっている。
ノエトラは7月からAI開発を本格的に開始する方針だ。30年度までの5年間で、ロボットなどのモノを自律的に動かす頭脳となる「フィジカルAI」を開発することを目指す。
まずは各社から総勢100人規模のAI技術者が参画し、28年度までに国内最高水準となる「1兆パラメーター」規模のAIを開発したい考えだ。開発したAIは27年から順次日本企業に開放し、各企業が自社のデータを学習させて使えるようにして海外製からの乗り換えを促す。

