大阪・関西万博の経済効果は3兆5121億円、円安や建設費上昇で試算よりも大幅アップ
アジア太平洋研究所(APIR)は29日、大阪・関西万博の経済波及効果が3兆5121億円に上ったとする最終推計を発表した。
円安や資材価格の高騰による会場建設費の上昇分を織り込んだ結果、昨年12月時点の試算額(3兆541億円)を大幅に上回った。
試算後に判明したパビリオンや会場施設の建設費などの実績を反映させた結果、会場建設など万博関連事業費は1兆8683億円と、開幕前の2024年に行った試算額を3割上回った。来場者消費は1兆6439億円で昨年12月の試算を据え置いたが、万博関連事業費と合わせた全体の経済効果は24年試算の最大額(3兆3667億円)を超えた。
一方、府県別では大阪府が2兆1589億円と全体の61・5%を占め、京都府が2027億円(全体の5・8%)、兵庫県が1577億円(同4・5%)と続いた。万博の恩恵を各地へ広げる「拡張万博」の効果は限定的だったという。

