希少な大豆を生かし切る 妙高市「とうふ工房矢代」副産物でスイーツ <移動編集局 JAえちご上越>
JAえちご上越管内の妙高市にある「とうふ工房矢代」は、上越市の「吉川在来」を含む国産大豆にこだわった商品作りに力を入れる。産地を訪ね、生産者との交流も大切にする。JAを通じて知り合った畜産農家に乾燥おからを提供し、飼料利用で資源循環にも貢献。生産者が意欲を持てる価格で買えるよう、豆乳やおからなど副産物のスイーツ化などで高収益を目指す。
豆腐はにがりだけで固める。店頭には絹、木綿、ざるの定番商品や、油揚げ、湯葉、ドーナツ、プリンなど20〜30種類の商品が並ぶ。
製造工程で月1トン近く発生するおからの付加価値化にも挑戦する。これまでは有償で処分していたが、ドイツ製のオーブンを購入し、25年に独自製法で乾燥させたおからの商品化にこぎ着けた。乾燥おからは上越市でブランド牛「くびき牛」を肥育する荻谷畜産にも提供し、その肉を使ったオードブルの販売も手がける。
沼倉代表は「これからも地域の食材や全国の大豆を使った高品質な豆腐を作りたい。豆乳やおからなどの副産物も商品にして収益化につなげ、生産者が意欲を持てる価格で大豆を買いたい」と幅広い事業展開を見据える。
(志水隆治)
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