シャワーは32℃、ティッシュは半分に切って…「元手240万から5億円」を築いた2児の母の“ゲーム感覚すぎる”節約術
◆雰囲気だけで数字を妄信すると不幸になる
「インデックス投資は素晴らしいですが、年初来で日経平均がプラス32%、TOPIXは16%と倍の差がついているように、精査を怠ると大きな機会損失をしかねません。投資をしないのは論外ですが、ボーッとやるのもまずい。最近、ウチの秘書も『積み立てても1億いかない』って言うんですけど、そもそもその1億にこだわる理由ってなんなの?って思っちゃう。
自分に合った生活を考えたら1億なんて要らないかもしれないし、逆によくあるキラキラしたFIRE生活を思い描くなら、インフレ率3%の昨今、1億あっても教科書に書いてある4%運用じゃ全然足りない。雰囲気だけで数字を妄信すると不幸になります」
◆とあるテレビ番組が原動力に
トレンドに乗っかる危うさを指摘する彼女は、かつて夫の奨学金やローンなど負債約1000万円を一括で全額立て替え、家計の主導権を握った過去を持つ。原動力は、とあるテレビ番組だった。
「シングルマザーで1000万円貯めた女性を見て、『外資系で営業をやっている私ができないわけがない!』と火がついたんです。そこからネットの節約術を片っ端から調べて全部やりました。給料が入ったら、1日の予算を現金で小分けにするクリアファイル家計簿で夫婦の生活費を月6万円に抑え、食事は一食114円の冷凍作り置き生活。
シャワーは38℃、夏は32℃に下げてガス代を半減させ、食器洗いは桶2つで節水。トイレ用に風呂の残り湯をペットボトルに回収して流していました。ティッシュは半分に切って“倍”にしたし、本にいたっては買った瞬間にまずメルカリへ出品。売れたら猛スピードで読破して即発送するんです。ゲーム感覚で、とことんやり込んでいました」
◆現在の目標は「総資産100億円」
借金が消えた後も生活水準を上げず、蓄積したカネをそのまま投資の原資へとスライドさせた彼女は、年収600万円時代、勝負どころの個別株へ2000万円を一気に突っ込んで資産を爆増させた。現在の目標は「総資産100億円」だ。
「周りの投資家仲間はみんな資産が3桁億なので、自分だけ今の桁のままで一緒に並んでいるのって落ち着かないんですよ。ランボルギーニの集団に、ピンク色のフィットで『仲良くして』とすり寄るみたいで、なんか格好悪いじゃないですか。
私としてはみんなと同じスペックになって対等に張り合いたい。だから今も資産を増やし続けています。ただ、一切贅沢せず口座の数字が増えることだけを喜ぶ生き方は家族がかわいそう。お金は家族に還元する手段でもあるので、ここぞというときはハイクラスな旅行を楽しんでいます」
極限の節約に基づく堅実投資を基盤にし、入金力を高めるための行動に貪欲に取り組む。
この積み重ねが富裕層への上昇気流を生むのだ。
【投資家 ちょる子氏】
元手240万円から資産5億円を築いた兼業投資家。2児の母。著書に『ママ投資家が育休中に1億貯めた株式投資』(ダイヤモンド社)
※2026年6月23・30日合併号より
取材・文/週刊SPA!編集部
―[[1億貯める]家計術]―

