ペットを手のひらサイズに「ちょこんとフィギュア」 AIと3Dプリンター活用【経済トレンド】

飼い犬や猫、ウサギやトカゲを手のひらサイズに―。IT大手のDMM.comが昨年9月に始めた受注生産サービス「ちょこんとフィギュア」が好評だ。ペットの写真があれば、小さな3Dフィギュアを手頃な価格で簡単に作れる。サービスを手がける山本佳南子(やまもと・かなこ)さんにヒットのヒントを聞いた。(共同通信=増井杏菜記者)
価格は大きさで異なり、人気の5センチサイズで4980円。販売数量は計画の40%増で今年4月に累計5千個を突破した。3Dプリンターは医療や宇宙、アートなどさまざまな分野で活用されているが、一般に広く浸透しているとは言いがたい。
「技術を身近に感じてもらおうと、需要があるペットフィギュアの提供を考えました」。立体にするための3Dデータの作成が難しい。「人工知能(AI)を使うことで、品質の高い造形を実現しました」
専用サイトにペットの顔や体の特徴が分かる写真を送り、犬種や座り方の癖などの補足情報を書き込むだけ。最短2週間で届く。「これをもとにAIでデータを作成。色や模様の特徴を捉えているかなどを人の目を通して確認し修正します」
複数のAIを組み合わせて使う。「頭身のバランスがおかしかったり足の数が多かったりする失敗も重ねました」
顧客から「亡くした犬が帰ってきたようだ」「表情がそっくり」との声が上がる。「今後は人物なども作れるようにしたい」。東京都出身、29歳。


