サッカー日本代表の公式Xより

写真拡大

日本時間12日に開幕するサッカーワールドカップ(W杯)北中米大会でチケット価格の高騰問題が波紋を広げている。

今回の大会はアメリカ、カナダ、メキシコの3カ国16都市で計104試合が行われ、7月19日にアメリカ・ニューヨーク近郊で決勝が開かれる。

関連記事:イラン代表は試合当日のみアメリカ滞在許可、サポーターの渡航許可取り消しも…波乱含みのサッカーW杯

国際サッカー連盟(FIFA)は今大会から需要に応じて価格が変動するダイナミックプライシングを導入。これにより価格が上がりやすくなったとみられている。チケットはFIFAの公式サイトで販売されており、転売用のページも設けられている。さらに民間サイトでもチケットは転売されている。

FIFA公式サイトをみると9日午後の時点で決勝戦のチケットが安い席で約157万円、高い席で約1324万円。日本代表の試合ではオランダ戦が安い席で約10万円、チュニジア戦が同約6万9000円、スウェーデン戦が同約6万3000円となっている。またFIFAの転売サイトでは4月、決勝戦のチケットが1枚約3億6800万円で出品されたケースも確認されている。

価格高騰への反発もあり、5月下旬、米ニューヨーク州とニュージャージー州の司法当局はチケットの高騰や販売方法をめぐり調査を実施すると発表。FIFAに情報提供を求める召喚状を送った。同じ頃、英国のスターマー英首相はSNSに「FIFAに対し、チケットを購入する人々が不当な扱いを受けないよう、行動を起こすことを強く求めている」と投稿するなど、国際的に非難が広がっている。

また、チケット以外でも高騰がみられ、ニューヨーク中心部から決勝戦会場の最寄り駅までの鉄道往復運賃は通常12.9ドル=約2060円だが、W杯期間中は98ドル=約1万5700円と7倍以上に値上げされる。

すっかり高級イベント化してしまったサッカーW杯だが、日本から観戦に行くファンも円安の影響が加わるだけに、いろいろと高くつきそうだ。