JRT四国放送

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県内で、障がい児等デイサービスなどを運営していた豊結会が突然、事業所を閉鎖してから間もなく半年です。

その後の取材で、豊結会は複数の従業員に対し、会社のために金融機関から借金をさせていたことが分かりました。

従業員は今、返済に苦しめられています。

(豊結会の元従業員)
「会社の上司に応接室に呼ばれ、『社長から声が掛かっておる』と『会社の為にお金を借りてくれんだろうか』という話がありました」

こう語るのは、豊結会で働いていた女性。

金融機関から借金をして、その金を会社に渡すよう求められました。

(豊結会の元従業員)
「『みんな、してくれとるんよ』みたいな言い方だったので、断りずらい状況で、『はい』と言わざるを得んかなと…」

「資金繰りが厳しい」「会社が責任を持って返済する」と言われ、金融機関へ…。

フリーローンの審査が通り、お金が振り込まれました。

(豊結会の元従業員)
「全部降ろして、上司に渡しました」

(記者)
「現金で?」

(豊結会の元従業員)
「現金で」

(記者)
「金額は?」

(豊結会の元従業員)
「600万円です」

関係者によりますと、豊結会では10年程前から複数の従業員が、1人あたり数百万円から千数百万円を借金して、会社に渡していて、総額は数千万円にのぼるとみられます。

当初は約束通り会社が金融機関に返済していましたが、2025年12月に行政から不正受給の疑いが浮上し、会社は破産申請手続きを開始。

全従業員が解雇されました。

その後、代理人を通じて従業員に送った文書で上田裕久代表は。

(上田裕久 代表)
「窮状を救うべく、資金援助を頂いておりました」
「多大なご迷惑をおかけすることについて、心よりの謝罪を申し上げております。」

「残りは自分で返せ」と言わんばかりに、会社に預けていたローンの書類が同封されていました。

(豊結会の元従業員)
「あれだけ迷惑かけないと言ったのに、簡単に手のひら返すんだなと」

警察に相談したものの、逆に「会社に又貸しした行為が、犯罪にあたる可能性がある」と指摘され、被害届は出せていません。

女性は今、福祉関係の会社に再就職し、副業でアルバイトをしながら、毎月数万円を返済しています。

(豊結会の元従業員)
「自分が1円も使っていない借金ですからね」
「サインしてしまった自分も落ち度があると言えばそれまでだが、なんとも言えない思いで過ごしてます」
「(返済期間は)相当長いですよ、20年、30年ですよ」

一連の問題に対し、上田裕久代表はこの半年間、一切の取材に応じず沈黙を守ったままです。