脳科学的の専門家が教える「夫との上手な付き合い方」。食卓は横並び、共通の趣味探しで夫婦円満に
年齢を重ねると、夫への不満や距離感に悩む人も多いのでは? 今回は、脳のシステム分析の専門家で、『夫のトリセツ』著者である黒川伊保子さんに、ESSE読者が抱える夫への5つの悩みに対して、夫婦関係をラクにするアドバイスをもらいました。

お悩み1:夫のイヤなところばかりが目につく…
「夫の咀しゃく音が気になります。ほかにもイヤなことばかり目についてしまいます。どうすればいいでしょうか」(妻46歳、夫49歳、千葉県)
【写真】『トリセツ』シリーズの黒川伊保子さんが夫婦関係にアドバイス!
●真正面から向き合うのをやめましょう
今、夫婦で向かい合って食事をしているのなら、思いきって「横並び」に変えてみては?空間に余裕があれば、窓辺にカフェのようなカウンターテーブルを置くのも手です。
向かい合って座ると、どうしても相手のしぐさや音が気になってしまうもの。外を見ながら食事をすれば、天気や庭の様子に目が向き、相手のイヤなところが見えづらくなります。
お悩み2:定年後、ずっと家にいられるのが不安…

「定年後、毎日家にいるとなると煩(わずら)わしくならないか、不安です」(妻56歳、夫51歳、神奈川県)
●すぐに慣れますが、時空を分けるのは大切
最初は煩わしいかもしれませんが、すぐに慣れていくものですよ。ポイントは、同じ家でも“時空を分ける”こと。
お互いの気配は感じつつも、日常的に過ごす空間は別々にし、それぞれの好きなことに没頭しましょう。食事や家事を終えたら一定時間は無理に話さず、相手を放っておくことも大切です。
お悩み3:高圧的な態度がストレス…
「“高いところにあるものを取ってほしい”といったちょっとしたお願いをしただけでも、『俺の貴重な時間を奪っていいと思ってんの?』と高圧的な態度をとられます。夫は正社員で、私はパート兼業主婦です。収入格差があるから文句は言えないのでしょうか?」(妻37歳、夫40歳、富山県)
●家庭外に居場所をつくり、自分の尊厳を保って
自覚してほしいのは、夫の言動は明らかにモラハラだということ。たとえ収入に差があっても、「自分は見下されるような存在ではない」という意識をもちましょう。
家庭を回しているあなたの時間は、夫の時間と同様に価値があるもの。自尊心を保つためにもボランティアや趣味のサークルなど、ひとりの人間として尊重される居場所を家庭の外につくるようにしてください。
お悩み4:子どもが巣立ったあと、夫婦関係はどうなる…?

「将来、ふたりで出かけても子どもなしで楽しめるか不安。子ども以外の話題があるか、イメージが湧かないです」(妻46歳、夫46歳、福岡県)
●小さなことでいいので、共通の趣味を見つけてみて
「夫婦共通の趣味」を見つけることから始めてみましょう。「バラを育てる」「ラーメン屋さん巡り」「お寺を訪ねて歩く」など小さなことでOK。「次はなにをしようか」「どこに行こうか」と自然に話題が広がります。
お互いのことや子どものことだけでなく、自分たちの外側に共通の好奇心をもつこと。それが、夫婦の時間を新鮮なものに変えてくれますよ。
お悩み5:夫に束縛されないよう、今のうちから手を打ちたい…
「退職後、夫が買い物について来る、趣味がなく家にずっといる、ごはんの支度があるから出かけられないという話をよく聞きます。夫に束縛されないために、今からできることはありますか?」(妻46歳、夫49歳、静岡県)
●自分の日常を日頃から話しておきましょう
まずは、ひとりで出かけることへの後ろめたさを手放すこと。家の外に自分の居場所をもつことは、心の健康のためにも必要です。
さらに「月曜日はボランティア」「水曜日は趣味の集まり」と日頃の会話のなかでさりげなく自分の日常を伝えて、「妻は日中いないもの」と夫にすり込みましょう。
