注文住宅で憧れの「造作洗面」を断念。ローコストで“理想の洗面所”を実現するための工夫4つ
1年前に大手ハウスメーカーで4LDKの注文住宅を建てた日刊住まいライターは、家づくりの際、SNSで見かけるおしゃれな「造作洗面」に憧れていたものの、予算の都合で断念したそう。しかし、既製品でもあか抜けた空間にするためにさまざまな工夫を凝らした、と言います。今回、見た目と使い勝手にこだわった洗面所づくりのポイントについて、詳しくレポートします。

造作洗面を断念して既製品を採用した理由

筆者は夫と娘との3人暮らしです。1年前に大手ハウスメーカーで4LDKの注文住宅を建てました。家づくりを進めるなかで、SNSで見かけたおしゃれな造作洗面に強い憧れを抱いていました。
しかし、実際に検討してみると、造作洗面は本体価格に加えて施工費もかかるため、想定より費用が高くなることがわかったのです。
予算と優先順位を考え、わが家では既製品の洗面台を選ぶことにしました。ハウスメーカーと提携している住宅設備メーカーのものであれば費用を抑えられる上、ほかにもこだわりたいポイントがあったことが大きな理由です。
既製品を見栄えよくするための工夫4つ
こうした経緯のなか、「既製品でも造作のようなおしゃれな洗面スペースにしたい」という思いから、洗面まわりでいくつかの工夫を取り入れました。
●工夫1:洗面横にカウンターを設置

洗面台の横には造作カウンターを設置し、スペースを延長しました。おもに筆者がメイクをする際に使用しています。
夫と支度のタイミングが重なった場合でも、それぞれがスペースを使えるため、朝の忙しい時間帯も混み合うことなく快適に使えます。

また、カウンター横に伸縮ミラーを取りつけたことで、メイクのしやすさが格段にアップ。使わないときは壁側にたためるため、場所を取らず快適なメイクスペースが実現しました。
●工夫2:「ニッチ収納」を取り入れて収納力アップ

また、洗面スペースの横は、化粧水やアクセサリー類を置けるように、壁の厚みを活用した埋め込み式の「ニッチ収納」に。収納として使えるだけでなく、インテリアのアクセントにもなります。
オープン収納なので、きれいに保つ必要はありますが、小物を最小限にしておけば、日常的にそこまで気にすることはありません。採用してよかったポイントのひとつです。
●工夫3:色のクロスでアクセントをプラス

洗面台の背面にあたる壁には、アクセントクロスを採用。オリーブグリーンとサブウェイタイル風の壁紙を組み合わせることで、シンプルな洗面スペースが一気にあか抜けた印象になりました。

隣接するトイレのドアも壁紙の色味に合わせ、ダークグリーンの扉を採用しています。
●工夫4:ペンダントライトを採用

当初、洗面まわりの照明は、天井のダウンライトがひとつと、既製品の洗面台に付属する照明のみでした。
洗面横でメイクをすることを想定し、手元を照らすライトを追加したいと考え、カウンターの上部にペンダントライトの追加を依頼。手元が明るくなりメイクがしやすくなっただけでなく、空間のアクセントとしておしゃれさも加わりました。
既製品の洗面所の「大きなメリット」は

デザイン性の高い造作洗面は、サイズや仕様を自由に決められ、自分好みのオリジナル空間をつくれる点が魅力です。
一方で、既製品の洗面台は機能性や安心感、コストパフォーマンスに優れているほか、掃除のしやすさやメンテナンス性のよさも大きなメリットです。
洗面本体を造作にしなくても、周囲のデザインを工夫することで、既製品でも十分に自分好みの洗面空間に仕上げることができます。結果として、満足度の高い洗面スペースになったと実感しています。
これから家づくりをする人の参考になればうれしいです。
