防災に役立つ「ローリングストック」の続け方。いつもの買いおきアイテムを2つのカゴに分けるだけ
東日本大震災から15年。日常生活で消費しながら備蓄を循環させる「ローリングストック」という言葉も、すっかり身近になりました。とはいえ、「なにから始めたらいいの?」と感じている人も多いはず。今回は、定期的に防災備蓄を見直している防災士のESSEベストフレンズ101・堀中里香さんに、「ローリングストック」の簡単な始め方を教えてもらいました。新生活を機に、ぜひチェックしてみてください。

「いつものストック」を「2倍もつ」ことから始めよう
非常時のためにレトルト食品や缶づめなどを使いながらためておく「ローリングストック」、私も以前はうまくできませんでした。賞味期限のチェックのために日付を見やすく書き直したり、期限の短いものを先に食べるために収納から出して補充するのが面倒で、つい放置しがちに…。
でも、管理方法を変えたらラクになり、それからずっと続けています。その方法とは、「ある程度賞味期限の長い食品」を「2倍もつ」こと。
たとえば、乾麵やトマトや豆の水煮缶、シーチキンなどの缶づめ、カレーやシチューのルー、パスタソースやハンバーグなどのレトルト食品など。そういう「いつものストック」を今の「2倍もつ」ところから、ローリングストックを始めると簡単なんです。
同じストックのカゴを2つつくれば安心&補充が簡単!

このローリングストックの管理のポイントは、「1つのカゴに2倍の量を入れる」のではなく、「AとBの2つのカゴに分ける」こと。

Aから使い始め、Aの食材がなくなったらストックしていたBを使い始めます。
それと同時にAに補充を行えば、Aを使っているときはBがストックに、Bを使っている時はAがストックになり、常に1つのカゴ分はストックになるので安心です。

カゴが1つだと、「古いものを出して新しいものを下に入れる」という手間が発生しますが、カゴが2つに分かれていれば、「あいているカゴに新しいものを入れる」だけだから簡単。
多少残っていても、これから使うカゴのいちばん上に置けば、古いものから消費できます。

パッと見て今使っているカゴがどちらかわかるよう、印をつけておくと間違わずにすみます。
一定期間で使いきれば、賞味期限チェックもラクになる

わが家では、ひとつのカゴの中身が大体2〜3か月でなくなるイメージでつくっています。
その場合、ローリングストックのカゴをつくるときに6か月以上賞味期限があるものを入れて、ひとつのカゴを3か月以内に使いきるようにすれば、途中で賞味期限をチェックしなくてもいいのでラクチンです。

カゴにはホワイトボードシートをはって、カゴをつくった日づけと中身のリストを記載しています。中身を毎回同じにすれば、つくった日付を書きかえるだけ。
私は、「3月」と「9月」を見直しのタイミングと決めてリストを確認し、あまり使わなかったものをより使いそうなものに変更したり、個数を見直したりしています。そうすることで、より使いやすいローリングストックになります。
新生活がスタートしたこの時季に、よかったらやってみてくださいね。
