AWCL準々決勝 日テレ・ベレーザ 5(1-0)0 スタリオン・ラグナ
14:00キックオフ 東京スタジアム 入場者数 5,530人
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選手が入場し、整列した時点ではスタリオン・ラグナの選手たちが圧倒していた。高さ、幅は相手のほうが上。肉弾戦に持ち込まれたらベレーザは苦労したかもしれない。だがベレーザは技、スピード、体力、戦術眼で相手をすべて上回った。前半から数多くのチャンスを作り攻め立てる。スタリオン・ラグナの選手たちはベレーザを尊敬しすぎたのかもしれない。身体をぶつけに来ることはなかったし、何より間合いを取り過ぎていて、そうなると技術力が上のベレーザは自分たちの特長を生かすことができた。

それでもなかなか点が入らず、前半も終わりが見えてきた41分、樋渡百花が足下に入ったボールを細かいステップで動かし、右足を振り抜いた。この点で一気に流れを呼び込んだと言える。そしてこの先制点の場面では見逃してはいけない点がある。

樋渡にボールが入る2つ前のプレーで相手は猶本光にファウルを仕掛けた。猶本はボールをつないだ後レフェリーにアピールしたが、キム・ユジョン主審はボールが繋がっていたためアドバンテージを適用し、その流れの中でゴールが生まれたのだ。レフェリーの見事な判断は、アジアの女性審判員のレベルの高さを物語っていたと言えるだろう。

森雅史(もり・まさふみ)
佐賀県有田町生まれ、久留米大学附設高校、上智大学出身。多くのサッカー誌編集に関わり、2009年本格的に独立。日本代表の取材で海外に毎年飛んでおり、2011年にはフリーランスのジャーナリストとしては1人だけ朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の日本戦取材を許された。Jリーグ公認の登録フリーランス記者、日本蹴球合同会社代表。2019年11月より有料WEBマガジン「森マガ」をスタート