『FRÉWAKA/フレワカ』©Fréwaka Films & Screen Market Research T/A Wildcard 2024. All rights reserved.

写真拡大

 アイルランド映画『Fréwaka(原題)』が、『FRÉWAKA/フレワカ』の邦題で2026年2月6日よりヒューマントラストシネマ渋谷ほかで全国公開されることが決定。あわせてポスタービジュアルと特報映像が公開された。

参考:『28年後... 白骨の神殿』“狂気と恐怖”が人間たちを襲う最終予告公開 日本版本ポスターも

 本作は、緑豊かな美しい大地の上で受け継がれてきた民間伝承、ケルト神話に宿る“土着の祈り”と“呪い”を現代的解釈で表現し、決して断ち切れない“女性たちの痛み”を描いたフォークホラー。タイトルの「FRÉWAKA」は、現地の言葉「fréamhacha(フレーヴァハ)」=“根”に由来。アイルランド語を使用して紡がれる初のホラー作品となっており、第57回シッチェス・カタロニア国際映画祭や第77回ロカルノ国際映画祭などでも上映された。

 監督を務めたのは、自身もアイルランドにルーツを持つ女性監督アシュリン・クラーク。キャストには、クレア・モネリー、『イニシェリン島の精霊』のブリッド・ニー・ニーチテインらが名を連ねている。

 婚礼の夜、花嫁は忽然と姿を消した。その半世紀後、アイルランドの人里離れた村に住む老婆の介護のため訪れた看護師のシューは、閉ざされた村に漂う“何か”の気配を感じ始める。「ヤツらに気をつけなさい」と怯える老婆、どこからともなく聞こえてくる歌声、蹄鉄に囲まれた赤い扉、藁の被り物をした人々と謎の祝祭、そして掘り起こされていくこの地に伝わる古い記憶。徐々にシューは見えない“恐怖”に吞み込まれていく。

 公開されたポスタービジュアルには、タイトルの元となる大きな根と、血の涙を流す花嫁が描かれている。彼女の両サイドにはアイルランド結婚式などに現れるという藁で作った仮面を被った男たちストローボーイ(Strawboys)と花輪を付けたヤギが意味深げにあしらわれ、また頭上に這う根は、まるで彼女の意識を侵蝕しようとしているかのように伸びている。

 あわせて公開された特報映像では、不穏なサウンドが耳に残る民族音楽が流れる中、こちらを振り返る主人公シューの怯えた表情から始まり、仮面をつけた少年の手持ち太鼓を号令にストローボーイたちがじりじりと迫ってくる様子が映し出されている。また、何かを言いたげな目でこちらを見る老婆、顔がつぶされた花嫁らしき写真、幾度となく開く扉、瞳に映る赤い十字架、そして背後からにじり寄る袋をかぶった何者かなど不穏な空気に包まれる中、見えない“何か”がシューを追い詰めていく。彼女が恐れているのは一体何なのか。そしてアイルランドの美しい土地で古代より紡がれる土着儀式と共に受け継がれてきたこの地に巣食う恐怖とは。

 なお、本作のムビチケオンラインは12月5日より発売される。(文=リアルサウンド編集部)