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京都における「カースト」をテーマにした書籍をめぐり、出版元の「Kyoto Love. Kyoto編集部」は7月3日、公式サイトで声明を発表し、「この街にも差別があるとするならばそれを助長するものでは決してございません」と説明した。

混乱を避けるため、書店での販売を中止する一方、オンラインストアでは7月4日に予定通り販売するとしている。この書籍をめぐっては、ネット上で疑問や批判の声が相次いでいた。

●京都の「ヒエラルキー」を扱った書籍

問題となったのは、『禁断の京都カースト ー京都人があんまり言いたくないヒミツの話ー』というタイトルの書籍だ。

編集部によると、「京都カースト」は「京都市内のヒエラルキー」を指すという。本書では京都市11行政区、それぞれに深いつながりがある11人(各区につき1人)のライターが、自分の区の良さを語っているという。

さらに「この本をきっかけに、さまざまな想いがこもった京都カーストと深く向き合うことで、思いもかけない魅力的な京都人の姿が浮かび上がるということを、私たちは伝えたいのです」としていた。

●「よりによって京都でこれをやるのかい」

しかし、発売が明らかになると「差別的な序列を固定化する本を出すのが信じられない」「よりによって京都でこれをやるのかい」「京都で『カースト』という言葉を使うことの意味分かってる?」など、ネット上には疑問や批判の声が相次いでいた。

こうした反応を受けて、編集部は7月3日に声明を発表。「『禁断の京都カースト』発刊に際して」と題する文章の中で、混乱を避けるため書店での販売を中止すると発表した。一方で、オンラインストアでは、予定通り7月4日に販売するとしている。

●「真摯に向き合ってきたつもり」

声明では、次のように呼びかけている。

「それぞれの区や地域に成り立ちと誇りがあることを多くの方々に知っていただくことこそが本書の目的であり、弊社はかねてよりそのことに真摯に向き合ってきたつもりでおります」

「本書を読んでいただいた皆様がご自身の町をもっともっと好きになっていただければ本当に嬉しく思います」