うつ病の3大思考パターンをメンタルヘルス専門家が解説「気づきが重要」

精神科医であり、臨床心理士、公認心理師でもあるメンタルヘルス専門家が、動画「うつ病の人の特徴的な考え方【うつ病の人はどのように考えてしまうのか】」で、うつ病の特異な考え方のパターンについて語った。同専門家は、うつ病患者が特に「自分は必要のない存在」「世の中に味方はいない」「何をやってもうまくいかない」といった3つの思考パターンに陥りがちであることを指摘し、「これに気づくことが、うつ病の生きづらさを減らすヒントになるかもしれません」と述べた。

うつ病の思考パターンについて、同専門家は「考え方のパターンは、子供の頃に経験したことの影響が大きい」との見解を示した。彼は、子供時代の経験がポジティブな場合、ポジティブな思考パターンが形成されやすいのに対し、失敗や挫折の多い経験を持つ場合、「うつ病の人は慎重でネガティブな考え方のパターンを持つようになる」と説明。また、「いじめの経験や信頼の裏切りが、世の中に味方はいないという疑念を持たせ、うつ病へと発展することがある」とも指摘した。

さらに、「何をやってもうまくいかない」と感じやすい人について専門家は「たとえ良い出来事があっても、どうせダメになるに違いないと心から喜ぶことができず、新しいことを始める気力を削ぐ」と述べた。そして、「悪い考え方のパターンが3つ出たときには、その癖に気づくことが大切である」と語った。最終的には、「思いやりのある人との出会いや、人に喜んでもらえる努力を重ねることで、考え方のパターンは修正されるはずです」と締めくくった。

動画の最後では、「生活に役立つメンタルヘルスチャンネル」として、視聴者にチャンネル登録と高評価を促し、今後も役立つ情報の提供を約束するメッセージで締めくくった。