新旧チェアマンが語る“サッカー王国”清水。半端ない熱量。川淵三郎は全チームの応援で「一番疲れた」と笑う
『清水サッカー・日本サッカーの歴史と進むべき未来へ』がテーマで、川淵三郎初代チェアマンと、野々村芳和チェアマンが登場。“サッカー王国”清水について語り合った。
一方、Jリーグの開幕前は一般男子のチームの印象が薄く、リーグ創設時にはエスパルスではなく、同じ静岡県の強豪・ヤマハ発動機(現・ジュビロ磐田)が加盟の最有力候補だったという。
ただ、エスパルスがJリーグ規格に適ったサッカー専用スタジアムの静岡市清水日本平運動公園球技場(現・IAIスタジアム日本平)を用意できたために、加盟を認めたとして、「ヤマハがスタジアムを持っていたら、清水エスパルスは存在しなかったかもしれない」と明かした。
【PHOTO】清水エスパルスの歴史を彩った名手たちと歴代ユニホームを厳選ショットで一挙紹介!
また、清水市出身の野々村氏は小学校3年生の時に清水FCに入団。5年生で引っ越すことになったが、転居先ではカルチャーショックを味わった。
「小さい頃は分からなかったけど、情熱を持って教えてくれる先生がいた。小学校や中学校にナイターの設備があって、週末はみんなでサッカーをしていた。あれが普通だと思っていたけど、他県に引っ越してから『異常。清水が凄いな』と感じた」
さらに、話題が清水のファン・サポーターの“熱さ”に移ると、両氏ともに熱狂度の高さに言及した。
現役時代にエスパルスと対戦経験がある野々村氏が「日本平が『アウェーってこんな感じなんだな』と、初めて知る場所だった」と言えば、様々なクラブの試合を応援席で見たという川淵氏は「全部のチームのなかで、(応援が)一番疲れたのが清水エスパルス」と笑った。
リーグ全体を見る立場の両氏からしても、“サッカー王国”の熱量は特別なようだ。
取材・文●野口一郎(サッカーダイジェストWeb編集部)
