香川照之(右)を公然と批判した梅沢富美男

 8月24日に「デイリー新潮」が報じた、俳優・香川照之による“性加害”事件。記事では、2019年7月に東京・銀座のクラブで、ホステスの女性に対して胸を触る、キスをするなどの性加害に及び、被害女性がPTSD(心的外傷後ストレス障害)を患っていた、などと報じられている。

 8月25日には、所属事務所がこの性加害を事実であると認め、26日に香川は、自身が総合司会を務める情報番組『THE TIME,』(TBS系)の冒頭で生謝罪をおこなった。

 人気ドラマに多数、出演し、6社のCMに起用される人気者への“忖度”か、香川への報道がテレビで取り上げられることは少ない。また「本人が謝罪した」「昔のこと」など、香川を擁護する声も多い。

 そんな中、ストレートに香川を批判をしたのが、俳優の梅沢富美男だ。8月29日放送の『バラいろダンディ』(TOKYO MX)に出演した梅沢は、香川についてこう語った。

「彼はたしかに、そういう噂がいっぱいあったよ。はっきり言うよ、俺もいろんな人から聞いた。酒癖が悪いって」

そして、

「お酒というのは、きれいに飲もうよ。やっぱりどこに飲みに行ったって一緒だよ。クラブに行こうと、どこに行こうと、お酒というのはきれいに飲まないと。それが大人の酒の飲み方だよ」

と続けた。

「香川さんは、2011年に九代目市川中車を襲名していますが、歌舞伎界には、多重交際が報じられた市川海老蔵さんのように、女性問題についてメディアも含め『芸の肥やし』と、ひとつの文化のように受け入れられてきた歴史があります。

 それに対し梅沢さんは、『大衆演劇の星』として長年、地方回りなどをしてきました。自ら頭を下げながら演劇運営をやってきた“苦労人”なわけです。同じ芝居の世界といっても、真逆な存在。今回の梅沢さんの発言は、『伝統』を免罪符に失礼な行為が許される“歌舞伎人”へ、強い反省を求めたものでしょう」(芸能記者)

「性加害」というショッキングな報道内容に、ネット上では「顔を見ると思い出す」との拒否反応も多い。香川には、自分のおこなったことに真摯に向き合ってほしいものだ。