日本人俳優が多数出演し、日本でも撮影を行った中国映画「唐人街探案3(僕はチャイナタウンの名探偵3)」が大ヒット中だ。現時点で、興行収入40億元(650億円)を記録しており、勢いは収まらない様子。(イメージ写真提供:123RF)

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 日本人俳優が多数出演し、日本でも撮影を行った中国映画「唐人街探案3(僕はチャイナタウンの名探偵3)」が大ヒット中だ。現時点で、興行収入40億元(650億円)を記録しており、勢いは収まらない様子。映画は大ヒットの映画シリーズの三作目で最後の作品となる。日本からは妻夫木聡さん、長澤まさみさんらが出演し話題となっている。

 まず、中国メディア百度は日本での撮影の様子について伝えている。東京での撮影には様々な困難があったという。「東京でのロケハンをした同作のスタッフは、各所に撮影許可を求めるため大変苦労した。日本ではプライバシーや安全が重視されるため、許可が下りないケースも多々あった」とのこと。

 また、「屋外での撮影許可が下りたのが、朝6時から9時までの2日間のみ。しかも、短時間でいくつものシーンを撮影しなければならず、衣装を次々と変えながら撮影した。こうした中、多数のキャストとスタッフが密に連携して困難を乗り越えた」と述べている。

 さらに、別のメディア澎湃は同作に出演した長澤まさみさんの魅力にも注目している。「今年34歳の長澤まさみ。優しそうで、ますます円熟味を増した笑顔は魅力にあふれている。まるで炎天下に吹く一陣の風のように、彼女のさわやかな笑顔を見ると心が穏やかな気持ちになる。彼女のルックスは、見事な美貌というよりは無邪気さと明るさをあわせ持つ不思議な魅力にあふれており、一度見たら忘れられない」と絶賛している。今後も、日本の映画界が中国と協業する流れができそうだ。(編集:時田瑞樹)(イメージ写真提供:123RF)