ベネズエラ戦で日本は1-4の敗戦を喫しました。前半に4失点するという展開だったこともあって非難の嵐が巻き起こっていますが、僕はよかった点も振り返り、次の施策を考えるべきだと思います。

もちろん残念な結果でしたし、いろいろな問題点はありました。まず、守備陣を含めて多数起用された国内組は、経験も含めて海外組との差がありました。ですから2番手、3番手の選手のボトムアップが必要だということが明らかになったと思います。

選手たちは自身の適応能力不足という課題を自覚したことでしょう。確かに急造チームではありましたが、元々代表チームとはそういうもの。パッと集まって瞬時にイメージを共有できなければチームには残っていけません。

また、森保一監督にしても失点を重ねた時点でシステムを変更し、3バックにしたりミラーゲームにすることでゲームに変化を付けてよかったかもしれません。

では何がよかったかというと、このベネズエラを呼んだという選択です。これまで何度も書いてきましたが、僕は簡単に勝つ相手と戦っても仕方がないと思っています。ベネズエラのようなチームと試合をして負けたほうが、よほど強化のためになります。

選手たちも格下を相手に勝ったところで自信にもならないでしょう。今後とも国内で試合をするときは、ベネズエラのような質の高い相手を呼んできてほしいと思います。

では次の施策として何をするか。それはヨーロッパでその国の代表チームと試合をすることです。厳しいアウェイの環境下でプレーすることが日本代表には求められています。強くなっていくためには、国内外で勝てるかどうかわからない相手との戦いを続けることが必要なのです。

最後に1つ触れておきたいことがあります。ちょうど今、もう1つの日本代表――ビーチサッカー日本代表がワールドカップの本大会を戦っています。

初戦で開催国のパラグアイと対戦した日本は、残り0.5秒のゴールで5-4と勝利を収めました。4-1から追いつかれ、ラモス瑠偉監督も退場になるという緊迫した試合で、日本の意地を見せてくれました。

24日のアメリカ戦も4-3と勝利。グループ首位を賭けて戦うグループリーグ最終戦は26日朝5:50(日本時間)からのスイス戦です。どうかこちらの日本代表も応援してください。