満員電車のイラっとした体験をJタウンネットは募集している。日常的に利用する電車が舞台だからなのか、読者から届く投稿は日に日に増える。

内容は多岐にわたり、遂には「満員ではないが...」と前置きしたうえで、

「酔っ払いのサラリーマンが、扉に向かっておしっこした」

という怒りのメールが編集部に届いてしまった。

いったい、どういう状況だったのか。Jタウンネットは2019年10月23日、投稿者に追加取材。当時の状況について、詳しく聞いてみた。


ビックリする話だ...(画像はイメージ)

サラリーマン「漏れそうだったよ〜」

「私は扉の手すり付近に立っていました。椅子側の手すりに寄りかかっていた感じです。二人のサラリーマンは、扉付近の吊革につかまっていました。(私の肩越しにいた)、結構大きな声でしゃべっていたと思います」

と話すのは20年以上前に京急電鉄内(特急:京急川崎駅〜神奈川新町駅間)で起こった珍事を、思い出しながら話す会社員の男性Pさん(仮名、現在40代)だ。

その日は満員電車ではないものの、ガラガラではなく、椅子はそれなりに埋まっていたという。帰宅中の電車。人もポツポツ立っていた状況だ。電車が神奈川新町駅に到着する前、サラリーマンの1人が突然、

「おしっこ」

と宣言した。

自分に向かって言ったようだったという。「やばい」と思ってその場を退いたPさん。そしてサラリーマンはチャックをおろした。立っていた扉と椅子の角に向けおしっこ開始。Pさんに続いて他の乗客も一斉に避けたという。

「私が避けた後、角に座っている人も周辺にいた人も、一斉に周りから避けました。おしっこも流れてきていました。土ではないのでおしっこもしみ込まず、電車も揺れるのでそこら中に流れるし、おしっこが跳ねて飛び散るし、すごい有様だった」

しかし視線は、どことなくPさんに向けられたような気がすると話す。

「周りの人の視線が『お前(私)がどいたから、奴らおしっこしたんじゃないの』みたいに感じてしまい、残された私が責められている気がした」

もしかすると自分がサラリーマンから「おしっこ」と言われた時に避けなければ、おしっこは放射されなかったのではないか。精神的ダメージを受けたPさんをよそに、次の駅に到着すると同時に放尿を終えたサラリーマンは、

「漏れそうだったよ〜」

と言いながら降車していったという。ヘラヘラ笑いながらおしっこをするサラリーマン。状況的に酔っぱらっていた可能性が高そうだが、Pさんはイライラを超えて腹が立ったという。

「駅まで我慢しろよ!」「いい大人が何やってるんだ!」という怒り。加えてヘラヘラ笑いに憤怒。

どうしようもないサラリーマンだ。以上。

「満員電車のイライラ体験談」、募集しています

いかがであったろうか。Jタウンネットでは読者の皆様の「満員電車のイライラ体験談」を募集している。

読者投稿フォームもしくは公式ツイッターのダイレクトメッセージ、メール(toko@j-town.net)から、乗車していた電車名、具体的なエピソード(どんなことにイラッとしたのかなど、500文字程度〜)、あなたの住んでいる都道府県、年齢(20代、30代など大まかで結構です)、性別、職業を明記してお送りください。秘密は厳守いたします。