白い巨人・レアルの勝率が悲惨 ジダンがここ10年の“ワースト2位”監督に
ジネディーヌ・ジダン復帰でレアル・マドリードが変わると期待していたサポーターは多かったはずだが、状況はなかなか好転しない。19日にはマジョルカ相手に0-1で敗れてしまい、マドリードを再び嫌な空気が包み込んでいる。
このマジョルカ戦はジダンが指揮官に復帰してからのリーグ戦20試合目だったのだが、第二次ジダン政権の勝率はぴったり50%となっている。ジダンが復帰したのは3月16日のセルタ戦からだが、ここまでリーグ戦20試合を戦って成績は10勝5分5敗。中堅クラブならまだしも、白い巨人・レアルの勝率が50%など許されるはずはない。
2009-10シーズン以降のレアルを振り返ると、今のジダンより勝率が悪い指揮官は昨季途中に解任されたフレン・ロペテギただ1人。ロペテギはリーグ戦10試合だけ指揮して解任されたが、戦績は4勝2分4敗。勝率は40%だった。
第二次ジダン政権はそのロペテギに次ぐワースト2位の勝率となっており、このままでは危険だ。ジダンは第一次政権でチャンピオンズリーグ制覇などを成し遂げ、指揮官としても有能と評価された。しかし苦しんでいたレアルに復帰したことにより、その評判が崩れつつある。
幸い今季はライバルのバルセロナも序盤につまずき、まだ勝ち点差は1しか離れていない。ここから勝率を上げていくことができれば、リーグ制覇も不可能なミッションではない。評価を取り戻すだけの時間は残されているが、ジダンは真の名将の仲間入りを果たせるか。
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