アリババ、雇用1億人創出への道筋
「taobao(淘宝網)」はアリババが運営するアジア最大の消費者向けECウェブサイト。2016年には5000億ドルの取引額があり、20年には1兆ドルの取引を目指す。デジタルの力でモノ、人、場所という小売業に欠かせない3要素を再構築する。そのために、アリババが現在取り組んでいるのが、オンラインのデータとオンプレミス(自社保有)の独立した状態で存在するデータの統合だ。これに、第三者企業(サードパーティー)との連携を含め、さまざまなブランドとアリババのクラウドコンピューティングを基盤とした一本化を進める。
プラットフォームの構築は同社の中核事業だ。09年からクラウドサービスを始め、さまざまな領域へと拡大している。例えば、都市の道路の信号機やカメラのデータを収集・分析することで、信号の切り替え時間の管理による交通渋滞の緩和や事故の検出につなげている。ある都市では1300台の信号のデータを管理することで渋滞率が15%減少したという。同社では都市向けのほか、産業や農業、金融、物流などへクラウドを利用したプラットフォームの構築によってデジタル変革を進めていく。
(文=川口拓洋)
