3大メガバンクが店舗改革に大ナタ
「多様化する顧客ニーズを的確にとらえ、最適なチャネルを構築する」。三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)の平野信行社長は15日の決算発表で、23年度までに約515ある銀行の店舗数を約2割減らす計画を明らかにした。窓口で行員が接客する既存店舗を半減させつつ「MUFGネクスト」と銘打った窓口業務を自動化するセルフ型店舗や、信託銀行と証券会社との共同店舗を拡充する。次世代店舗への切り替えで全体の削減数は2割に留める。
3メガバンクの来店者数は過去10年で4割減少する一方、ネットバンキングは5年で4割増えているという。MUFGは現在2割のネットバンク利用率を6割に高める考え。平野社長は「リアル店舗とバーチャル店舗を最適な形で組み合わせる」とした。
店舗改革を進めるに当たり、18年3月期決算では構造改革費用も計上。MUFGは三菱UFJ銀行単体で、店舗改革と不採算店舗の減損処理に430億円の特別損失を計上した。三井住友FGも19年度に向けた店舗改革の費用として約250億円を計上。17年度は50億円を計上し、200億円は「18年度、19年度にかかる一部を前倒しで処理した」(国部社長)。みずほFGは17年度と18年度に店舗削減の費用を一部織り込み済みだが「(6月から始まる)新システムへの移行が完了したら本格的に処理する」(坂井社長)構え。
