これまでのやり方は通用しない!?アラフォーを「今っぽく」するメイクのポイント

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「子ども同士が同じ年齢だから」という理由で、自分より若い世代のママとご一緒する機会が多いのが、アラフォーママ。近くで他のママのお肌や髪を見ると、正直なところ、年齢差を意識させられる時もあるかも……。

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でも、シミやシワなどの年齢サインは、自然な変化ならある程度受け入れられるもの。それより恥ずかしいのが、「メイクのやり方が古い」こと。

子育てや家事などでバタバタしていて、気づいたらずっと同じ方法でメイクしていませんでしたか。少し落ち着いてきたら、今の自分を輝かせるメイクへの乗り換えを検討しましょう。

似合うものは取り入れる

最初に、流行とのつきあい方を確認しましょう。追いかけすぎず、でも、自分に合ったものは取り入れる柔軟性を持つことが大切です。

「流行っているからって飛びつくのはおかしい」「若い人に合わせるのはイタい」と意地を張ってばかりだと、その頑固さが古い顔を作るもとに。

「流行るものにはそれなりの理由があるんだな」と素直に認めてしまった方が、気持ちも顔つきもスッキリしてきます。

確かに、やみくもに流行を真似するとイタい行動になりますが、自分の顔に映えるコスメアイテムが見つかれば、見た目の印象度がグンと上がりますよね。

トレンドは「程々につきあう」「いくつか取り入れる」という距離感を保って、上手に利用できると楽しいもの。

個人的には加齢のことを劣化と呼ぶ風潮が苦手ですが、感覚的な劣化については、抗う必要があると思います。

イタい「厚塗り」「白塗り」をやめる

近頃の人気はナチュラルメイク。厚化粧は「イタい」と揶揄されることは、すでに知っている人も多いでしょう。

ここでアラフォー女性の特徴として挙げたいのが、「さほど手間をかけていないわりに”アツゲ”に見えるメイク」で悪目立ちしてしまうこと。

原因の一つは、行きすぎた美白信仰から、地肌と全く関係のない白さに塗ってしまうことにあります。お肌のくすみを隠したい願望も相まって、1トーンも2トーンも明るく見せようとカモフラージュに走りがち。

ですが、顔と手足が別人のように違う色をしていては、違和感バリバリです。それに白塗りのインパクトは強いので、実際それほど塗っていなくても「すっごく厚化粧!」というイメージに仕上がってしまいます。

ナチュラルな白肌を作るのは少しむずかしいので、まずはデコルテにそろえた色のファンデーションを選ぶのが安全です。

粉をふいているように見せない

肌質には個人差があるのですが、アラフォー辺りから、パウダーファンデーションが合わなくなる人が増えてきます。

粉っぽいと乾燥しているかのように見えるのが敗因ですね。粉を吹いているようで、「老け見え」のもとになるのです。

なぜか、スッピンの時よりほうれい線が目立ってしまう不思議な現象も起きます。これを自覚しているかいないかで、顔年齢が変わってきます。

パウダーファンデーションで化粧直しをすると、さらに粉吹き肌風の印象が増してしまう場合も多いので、慎重に状況を見極めて。

できればリキッドファンデーション、理想はオイルファンデーションを選ぶことです。

輪郭を描く癖を矯正する

そして、アラフォー世代が最も注意すべき課題は、輪郭をきっちり描きこむ癖を直すこと。

若き日になじんできたメイク術の主流は、眉、目、唇などの外郭を「ここから描きましたよ〜!」とばかりにきっちりと描き、部位によっては中身を丹念に塗りこんでいく、といったやり方だったのではないでしょうか。

でも、各パーツの輪郭をくっきりさせると顔の印象が強まりすぎて、アラフォー世代を「怖見え」させてしまうというデメリットも。恐れられる存在になっては、他のママと仲良くするのが難しくなります。

アラフォーからのメイクは、強そうに見えたら失敗。輪郭はふわっとさせておきましょう。

美魔女に手を出さない

自分のためのおしゃれを全力で楽しんで輝いている「美魔女」。賛否両論ありますが、「若く美しくありたい」という本心をないがしろにしない正直さは、見ていて爽快な時さえあります。

けれども、外見年齢へのこだわりがホンモノすぎて、キレイであればあるほどメンテナンスの結果であることが分かりすぎるがゆえに、やっぱり年齢を感じさせます。人生の先輩オーラが圧倒的すぎます。

美魔女路線は、アラフォーだとまだ早いのかもしれません。全力で美しくなろうとしている形跡が分かるよりは、自然なキレイさを目指したほうが似合います。

そういう意味では、正直ちょっと憧れがある……という人も、アラフィフ世代まで待ったほうがいいのでは。

愛用コスメを見直す

アラフォーにもなると、「これが本命」と心に決めて愛用してきた黄金コスメがあるかもしれませんが、ずっと同じものを使っているとメイクの仕方も変わりにくいです。

長年の相棒とのお別れともなれば悲しい思いをするでしょうが、離れる決心が必要な時もあります。

違ったコスメブランドにも目を向けてみると、今現在の自分の顔にぴったり来るアイテムとの出会いが待っているかも。

ママ同士のコミュニケーションが変わるきっかけにも

一昔前風のメイクは、パッと見た瞬間、ジェネレーションギャップという現実を突きつけてしまうことがあります。

別に年齢をとるのが悪いことじゃない。でも、何をキレイだと感じるか、どういうことをおしゃれと思うか、ものさしの違いを見せつけられてしまうと、そういう相手にどう接したらいいのか、他の世代のママたちは戸惑ってしまうのです。

そういったママ友コミュニケーションの悩みも、「今っぽい」メイクに変えたのをきっかけに解決する例もあります。

参考になれば幸いです。