「早く帰って、早く休みたい」中澤佑二がJリーグの15連戦に本音を漏らす?

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[J1リーグ6節]横浜1-1川崎/4月8日/日産ス
 
 横浜F・マリノスと川崎フロンターレの“神奈川ダービー”は、1対1のタイスコアに終わった。
 
 立ち上がりからリズムを掴んだのは川崎だった。ボランチの大島僚太、トップ下の中村憲剛を中心に自在なパス回しで横浜を揺さぶり、再三チャンスを掴む。
 
 均衡が破れたのは58分。家長昭博のシュートがGK飯倉大樹の顔に当たってゴールに吸い込まれた。横浜にとっては不運な形での失点となったが、この劣勢を救ったのが40歳のベテラン、中澤佑二だった。
 
 失点からわずか3分後の61分。右からのCKに頭から飛び込み、代名詞の“ボンバーヘッド”で貴重な同点弾を叩き込む。このゴールを境に横浜も息を吹き返し、勝ち越しのチャンスも掴んだが、結局試合はドローという結果に終わった。
 
 試合後、殊勲の同点弾を挙げた中澤はフラッシュインタビューに応じ、序盤から苦戦を強いられた試合を振り返って「今シーズン自分たちが目指しているサッカーがまだ完成に近づいていないことが分かった。やはり強いチームと戦った時に真価が問われる」と語り、勝点1こそ得たものの、チームの出来に納得はしていないようだった。
 
 それでも、自身のゴールについて問われると「(相手を)ブロックしながらスペースに入って行くのは練習からやっていること。良いボールが来たし、(シュートが相手に当たる)運も重なったが、どんな形であれ、点を獲れたのは良かったし、次につながる試合になった」と、今後に向けてポジティブに捉えた。
 
 さらに、リーグ戦は中2日となる11日に7節を迎えるが、5月中旬まで週末とウィークデーに試合が続く連戦について質問を受けると、「Jリーグさんに考えてもらえると助かるんですが、中2日(での試合)なんで、コンディションをどれだけ良い状態に持っていけるかがカギになる」と、連戦へのキーポイントについて言及。「なので、早く帰って、早く休みたいですね」と、最後は15連戦というJリーグの厳しいスケジュールに、本音ともとれる言葉でインタビューを結んだ。