バイクは未来と伝統を行き来する
ホンダはライダーが乗らずに自立する電動駆動バイク「ライディングアシスト―e」を開発した。アシスト機構がハンドルを小刻みに動かし、バランスを保つ。同機構はロボティクス技術を活用し、倒れそうな時にハンドルをどう動かせば体勢が元に戻るかを演算し、バランスを制御する。同機構はハンドル回りに取り付けるタイプで動力機構を邪魔せず既存車への搭載が可能だ。
2輪車の最近のもう一つの傾向は伝統的なデザインと新技術を融合した「ネオレトロ」。ヤマハ発は排気量688cc水冷直列2気筒エンジンを搭載し、クラシックなデザインを施した「XSR700」を11月に国内で発売した。先行して販売する欧州では購入者の4割が20―30代で、若者が人気が高い。日本でも需要を喚起したい考えだ。
川崎重工業は水滴型の燃料タンクやエンジンカバーを往年の名車「Z1」に似せた「Z900RS」を12月に投入する。エンジンは排気量900ccクラスで、後輪の滑り防止システムなども採用した。
スズキが開発した「SV650X」は、ロードスポーツ「SV650ABS」で用いる排気量650ccの水冷V型2気筒エンジンに1960年代に生まれたスタイル「カフェレーサー」に沿ったカウルやハンドルを搭載した。販売時期は未定という。
