Rettyグルメニュース

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  こんもりと盛り上がり、芳しいバターの香りが波のように打ち寄せる焼きたてのパイ。 この料理の正体はなんと”パイ包みつけ麺”。 「◯◯のパイ包み」はウマいと相場が決まっていますが、パイとつけ麺というあまりにトリッキーな組み合わせには好奇心をくすぐられます。  西武拝島線の西武立川駅から徒歩4分。 店内はカウンターのみ13席。 一番人気の「極UMA MEGA 海老つけめん」を券売機で購入し、待つこと数分。   ローストされた桜エビとこんがり焼かれたチーズの香りが漂ってきます。どうやらこれがつけ麺のタレのようです。    全粒粉を使った自家製の太麺。麺の量は200g・300gのいずれかを同料金で選べます。  厚切りのチャーシューに胡椒とラーメンスープをかけ、オーブンに入れ焼き上げます。  ひと口食べた瞬間、桜エビの香ばしいかおりが口いっぱいに広がります。 特製のスープは、とんこつ、鶏ガラ、かつおぶし、椎茸、人参、生姜、たまねぎ、じゃがいもを2日間煮込んだとんこつ魚介系。  麺に全粒粉を使っているため、麺はモチモチ食感でスープとよく絡みます。 「パイ包みつけ麺」という名前から奇をてらったメニューかと思いましたが、味は驚くほど本格的。 店長の皆川富士雄さんにお話を伺ったところ、彼は以前洋食屋などで14年間修行をしており、その頃に習得したパイ包み料理をつけ麺に応用したんだとか。  皆川さんが着目したのは、濃厚なつけ麺ほど「スープが冷めたら美味しくない」という点。いつまでも温かく美味しいつけ麺を目指した結果、パイで器を覆い、器ごとオーブンで焼き上げる「パイ包みつけ麺」に辿り着いたという。 実際につけ麺を食べ終わるまでスープは温かいまま。最後のひと口まで美味しいつけ麺でした。 

「パイ包みつけ麺」は、いい意味で見た目を裏切るこだわりと工夫で溢れる一品だったのです。 つけ麺の弱点を克服した、最後のひと口まで温かい「パイ包みつけ麺」をみなさんもぜひご賞味ください。 

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