神経科学でアスリートの成績向上はかるヘッドホンHalo Sport発表。リオ・オリンピック出場選手もトレーニングに使用

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米サンフランシスコのHalo Neuroscienceが、脳の運動野を刺激しスポーツの成績を向上すると謳うヘッドホンHalo Sportを発表しました。Halo Neuroscienceはリオデジャネイロオリンピック出場選手もトレーニングにこのヘッドホンを使っているとしています。Halo Neuroscienceの前身は、癲癇患者向けの治療装置を開発していた企業で、10年ほどの活動ののち2013年にHalo Neuroscienceを設立しました。主要メンバーはドクターに神経科学者、エンジニア、デザイナーなどで、神経科学をベースとした技術で日々の生活を改善することに情熱を注いでいるとのこと。

 

 

Halo SportはHalo Neuroscienceが得意とする神経科学的発想を取り入れたヘッドホン。ヘッドバンド内側にある多数の突起が大脳皮質の運動野を刺激することで、脳内の神経接続をより効果的にしてアスリートの能力を高める効果があるとのこと。

説明を聞いただけでは実際に効果があるのかどうか、疑問に思う人も多そうです。しかしHalo Neuroscienceは、米国スキー・スノーボード協会(USSA)選手がHalo Sportを使用してトレーニングしたところ顕著な成績向上を見せたと説明しています。

 

 

さらにリオ・オリンピック出場選手で言えば、シエラレオネの陸上短距離選手Hafsatu Kamara氏、トリニダード・トバゴのハードル競技選手Mikel Thomas氏、米国の4x400mリレー選手Natasha Hastings氏、さらに短距離のMike Rogers氏、400mハードル選手Michael Tinsley氏などがHalo Sportユーザーになっているとのこと。

もし、Halo Sportの効果が本当にあるのなら、まもなく開催のリオ・オリンピックでこれらの選手が金メダルを獲得するシーンも観られるかもしれません。

Halo Sportの発売時期は2016年秋ごろで、価格は749ドル(約7万8000円)とのこと。現在Halo Neuroscienceのサイトでは特別価格649ドルで先行予約を受付中。ちなみに出荷先の選択肢には日本も含まれています。