インテルがホームでラツィオに負けても、ユヴェントスのジュゼッペ・マロッタ代表取締役の考えは変わらない。インテルがまだスクデット候補という。『Radio Anch'io Sport』のインタビューで、マロッタ代表取締役は次のように述べた。

「(ロベルト・)マンチーニ監督は隠れている。フィオレンティーナ、ナポリ、ユーヴェがスクデットを争うと言うのはずる賢いな。私は、インテルこそが倒すべき相手だと言っておく。彼らには歴史があり、非常に経験豊富な指揮官がおり、選手たちも最高級のクオリティーではないかもしれないが、最高級の闘争心を持っているグループだ」

一方で、マロッタ代表取締役は1月のマーケットについて、補強の可能性を否定している。

「守備の強化? 守備はうまくいっている。イタリア代表の3バックに、去年のU-21最高の選手だ。(ダニエレ・)ルガーニはまだ出場機会が少ないがね。中盤は負傷者が多かったが、1月のマーケットは『修復』のためのものと言われる。正直、修復すべきことは何もないと思うね。1月にユヴェントスにふさわしいクラスの選手を見つけるのは難しい」

カルピ戦の終盤にマッシミリアーノ・アッレグリ監督がコートをベンチに向けて投げ、激怒したことについては、このようにコメントしている。

「理解できる。クラブも同意だ。ああいった緊張感の低下は、このレベルのチームとして受け入れられない。あのようなミスをし、結果を危険にさらすのは、本当にとても深刻なことだ」

だが、ユーヴェは勝利を収め、首位インテルとは勝ち点3差となった。マロッタ代表取締役はチームと指揮官の功績をたたえている。

「今のサッカーではすべてがあっという間だ。何度かネガティブなパフォーマンスをすれば評価は悪くなる。ディレクターはそういう批判に耳を傾けてはいけない。我々は監督とチームを支えてきた。その結果が見てのとおりだ」

「何が変わったか? 忍耐、自信さ。アッレグリ監督のグループは我々の計画に応えてくれた。指揮官は素晴らしいプロで、実践的であり、その素晴らしいクオリティーは昨季も示した」