正装姿で両陛下に成年のあいさつをした佳子さま(2014年12月29日 写真:ロイター/アフロ)

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国賓として来日しているフィリピンのベニグノ・アキノ大統領を歓迎する天皇、皇后両陛下主催の宮中晩さん会が2015年6月3日夜、皇居・宮殿で開かれた。

翌4日にはテレビのワイドショーが晩さん会の話題を取り上げたが、各番組がこぞって注目したのは、成年皇族として初めて宮中晩さん会に出席された秋篠宮家の次女、佳子さま(20)についてだった。

テレビ欄で12番組が「佳子さま

華やかな雰囲気や美貌から「美しすぎるプリンセス」とも称される佳子さま。最新映像が公開される度に、インターネット上は絶賛の嵐となる。この人気ぶりにはメディアも注目しているようで、4日のテレビ番組表は「佳子さま」の文字がいくつも踊った。

日テレ、TBS、フジ、テレ朝の民放4局を見てみると、ワイドショーを中心に、

「晩さん会佳子さま表情たっぷり」(日本テレビ「情報ライブ ミヤネ屋」)
佳子さま宮中晩さん会注目ドレス&ティアラ」(TBS「あさチャン!」)
「笑顔で佳子さま宮中晩さん会」(フジテレビ「とくダネ!」)
佳子さまが宮中晩さん会デビュー」(テレビ朝日「モーニングバード」)

といった具合で、計12番組が「佳子さま」と記していた。

もちろん各番組では、太平洋戦争でのフィリピンの犠牲者に触れて「深く哀悼の意を表します」と述べられた陛下の挨拶や、大統領からのスピーチ、療養中の皇太子妃雅子さまのご様子なども伝えていたが、やはり中心の話題は佳子さまだった。晩さん会での振る舞いについてだけでなく、お召しになっていた淡いピンクのロングドレスについて解説を行う番組も少なくなかった。

また、大手新聞社やスポーツ紙も「佳子さま」を見出しにとった記事をインターネット上で配信していた。

眞子さまの宮中晩餐会デビューは...

こうしたメディアの盛り上がりぶりは、秋篠宮家の長女、眞子さま(23)の時と比べると大きな差が出た。

眞子さまが成年皇族として初めて宮中晩さん会に臨まれたのは、2011年11月16日のこと。国賓のブータン国王夫妻を歓迎する晩さん会だった。ところが16日当日と翌17日のテレビ番組表をみても、いくつかの番組が晩さん会について取り上げてはいるものの、「眞子さま」の文字は見当たらない。また、新聞記事の見出しも

「皇太子さま、ブータン国王夫妻の歓迎行事」(日経新聞)
「晩さん会で皇太子さまブータン国王に挨拶」(日刊スポーツ)

といったものが大半だ。この日、眞子さまのお召しになっていた水色の着物についての言及も確認できなかった。宮中晩さん会の主役はあくまで国賓と主催なのだから、当然といえば当然だろう。

むしろ本来主役でないはずの佳子さまにこれほどスポットが当たることは「異様」とも言えるほどだが、佳子さまファンにとっては幸運なことに違いない。今回もネット上には、

佳子さまのピンクのドレス姿は最強」
佳子さまが可愛すぎてつらい」
「可愛らしくて品があって素敵」

といった声が続出。フィーバーにますます拍車がかかったようだ。