2025年4月21日に死去したローマ・カトリック教会のトップ、フランシスコ教皇は19年11月に日本を訪問している。教皇の訪日は1981年2月の故ヨハネ・パウロ2世以来、約38年ぶり2回目だった。フランシスコ教皇にとって最初で最後になった訪日では、被爆地の長崎と広島で主に核廃絶を訴えた。その後、東京で行ったミサで、日本の格差や貧困問題を念頭に、若者が置かれた困難な環境にも言及した。ザビエルと同じイエズス会出身、青年期は