ニュージーランド入国拒否&強制送還のセクシー女優(21)が語った“真相”「だんだん感情的になってしまった」「給与明細を要求され、指紋を採られ…」《売春目的と見られたか》
観光目的でニュージーランドに向かうも入国拒否され、強制送還されてしまったセクシー女優が話題だ。福田ゆあさん(21)は2025年10月にグラビアアイドルから転身したセクシー女優だが、入国審査時に"売春目的”だと疑われ、空港で長時間取り調べを受け現地警察署で一晩を過ごした挙げ句、日本に送り返されたという。
【写真を見る】スウェット姿で拘束された福田さん。パスポートに押された「入国拒否」の大きなスタンプ
福田さんが一連の顛末をX(旧Twitter)につづると、元2ちゃんねる管理人のひろゆきが「職種によって(中略)入国拒否されるのが現実です」などとコメントするなど、賛否両論が巻き起こった。一体なにがあったのか、ライターの河合桃子氏が本人に話を聞いた。【前後編の前編】
怪しまれた「予約の内容」
福田さんはシドニー国際空港を経由して、ニュージーランドのクイーンズタウン空港に向かう計画を立てていた。6月10日21時(日本時間)に関西国際空港を出て約10時間のフライトでシドニーに到着、その後乗り換えを経て約3時間のフライトで、現地時間16時45分、クイーンズタウン空港に降り立った。
旅は、以前から計画していた"ひとり旅"だったという。入国審査官に引き止められたのは自動化ゲートに向かう最中でのことだった。福田さんが語る。
「美人の入国審査官らしき女性に、『ちょっと待って』と優しく声をかけられました。パスポートの提示を求められたので見せていると、もうひとりの女性審査官らしき人が来て『話を聞かせてくれないか』と近くの個室に連れて行かれました。
その部屋でマンツーマンで渡航目的と滞在期間などを聞かれました。職業を聞かれ、給料明細の提示を要求され、さらには指紋を採られたり写真を撮られたりしました。なんでここまでするんだろうって思いながら……」(福田さん、以下同)
福田さんは職業について「モデル」と答えた。すると審査官は「モデルとしての証明はできるか」と聞いてきたのだという。
「雑誌の撮影の時に撮っていただいた着衣の写真を見せました。わざわざセクシー女優だと言わなくてもいいと思ったからです。作品のパッケージなども見せませんでしたし。
給料明細は確定申告した時にまとめたPDFがスマホに残っていたので、それを見せました。セクシー女優としてデビューする前のお給料で、ものすごい高いわけではないけど低くもないかな、くらいの給料額です」
職業以外に何度も聞かれたのは、"観光プラン"についてだったという。
「本当は1か月くらい滞在したかったけど5日間しか時間が取れなかったから、星空の世界遺産と言われているテカポと、クライストチャーチの緑豊かな街並みをブラブラすることが目的でした。
ホテルは予約していましたが、私は旅行好きで、現地で今日何して遊ぶかなどの予定を組むことが多かったのです。だから今回も飛行機の往復チケットと、クイーンズタウンからテカポへのバスなど、移動チケットしか予約してなかったんです。結果的にはこれが怪しまれたんだと思います」
ChatGPTからの「アドバイス」
福田さんは売春目的の入国だと疑われていることについて、審査官にはっきりと聞いたという。
「海外出稼ぎしている方がいることはニュース報道などで知ってました。だから『もしかして売春目的だと疑われているのか』とスマホの翻訳機を見せて聞きました。
すると審査官の目の色が変わり、『なんでそう思うの?』と。だから私は『それしかないでしょう?』と、だんだん感情的になってしまいました。私は誓ってそんなことはしないし、その目的でニュージーランドに来たわけじゃないから」
空港での審査は、夕方16時45分から22時過ぎまで行われた。その時間のほとんどが待ち時間で、最終的に空港近くの警察署の留置場で夜を明かすことになった。
「空港の審査官の部屋では、私が質問に答えるたびに審査官が別室に行って何かを確認し、また別の質問をしに戻ってくるということを何度も繰り返していました。30分程度待たされることもあって、待っている間は個室のソファで横になって寝ていました。
そして最終的に審査官から『入国を認めない旨の同意書』にサインするよう言われました。私は事前にChatGPTに『その同意書にサインをすると渡航歴に傷がつく』といったアドバイスを受けていたから、サインを拒んだんですよ。そしたら警察官4人が来て……」
当初は4人だったが、どんどん増えて最終的に10人ほどの警察官が入国審査場近くの個室に集まり、福田さんを囲んだ。福田さんはその間、在ニュージーランド日本国大使館にもアドバイスをもらえないか助けを求めたそうだ。
「大使館の方に、『入国拒否の書類にサインしなくても良いようにできないか』と聞きましたが、『そういうことはできない。管轄外だから』と冷たく言われました。海外では同意するしかないんだと絶望しましたね。
その後警察が見守るなかサインはしましたが、『日本への帰国の便が予約できるまで署で過ごすように』と言われて、空港近くの警察署まで車で連れて行かれました」
空港近くの警察署に連れて行かれたのは23時過ぎ頃のこと。翌朝発の日本への帰国便に乗り込むまでの間、福田さんは警察署の留置場に入って一夜を過ごすことになった。
そして、過ごした独房では時折奇声が聞こえるなどし、怖い思いをしたという--後編記事では、パスポートについた「入国拒否」の烙印や、それによる今後の旅行の影響などについて記している。
(後編につづく)
取材・文/河合桃子(かわい・ももこ)1977年、東京都生まれ。ライター。「週刊ポスト」「集英社オンライン」など、週刊誌媒体を中心に執筆。幅広く取材活動を行っており、特に性風俗にまつわるアングラな業界を長年取材している。初の著書『地面師連絡役カトウ』で第32回小学館ノンフィクション大賞を受賞。
