審判に詰め寄るエジプトのホサーム・ハサン監督(左)【写真:ロイター】

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サッカー北中米W杯

 サッカー北中米ワールドカップ(W杯)は8強が出揃い、9日(日本時間10日)に準々決勝が始まる。物議を醸すジャッジも目立つ今大会。FIFAの審判委員長を務めるピエルルイジ・コッリーナ氏が、FIFAの公式サイトでインタビューに応じている。

 史上最多48か国が参加した今大会は、ジャッジに対する批判も多い。顕著だったのが7日(同8日)のアルゼンチン─エジプト戦。エジプトは自陣深くでのボール奪取から、一気にアルゼンチンゴールに迫り、見事にネットを揺らした。

 だが、VARが介入。アルゼンチンのゴールから遠く離れた、自陣深くでボールを奪った際に反則があったとしてゴールが取り消された。

 エジプト側は激怒し、世界中のファンからも批判が殺到する事態に。FIFA審判委員長のピエルルイジ・コッリーナ氏は、インタビュー内で次のように毅然と説明した。

「全てのゴールが決められた後、VARは攻撃局面(APP)をチェックする。ビルドアップの段階でファウルが確認され、それがゴールに影響を与えたとみなされた場合、VARはオンフィールドレビューを推奨する。ゴールの距離、または事象からゴールまでの時間の長さのいずれについても、定義された制限はない」

 さらに、「ファウルはファウルである。そのファウルが『明白』に見えるかどうかにかかわらず、主審がピッチ上でそれを見ていなかった場合、VARは介入することができる」ときっぱり。エジプトのサラーがペナルティーエリア内で倒れながら、PKとならなかったシーンにも言及した。

「ディフェンダーが最初にボールに触れ、その後に通常のフットボールにおける接触を行った場合はファウルを犯したことにはならない。この事例は同じ試合の終盤に見られた。主審とVARは、エジプトのモハメド・サラーとアルゼンチンのフリアン・アルバレスの間の接触を、通常のフットボールにおける接触であるとみなした」

 2002年のW杯日韓大会決勝戦でも笛を吹くなど、伝説のレフェリーとも言えるコッリーナ氏。「もちろん、いくつかの判定には常に主観的な要素が残るが、我々はこの原則が大会を通じてどのように適用されてきたかに満足している」と話していた。

(THE ANSWER編集部)