国会議事堂

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 国民民主党は9日午前、皇族数の確保策を盛り込んだ皇室典範改正案に賛成する方針を決めた。

 参政党も賛成する方向で最終調整に入った。与党が過半数を割る参院でも、国民民主か参政が加われば過半数に達するため、改正案は今国会で成立する公算が大きくなった。衆院議院運営委員会理事会は同日午前、10日の衆院本会議で改正案を採決することを決めた。

 国民民主は9日午前の党会合で、改正案について衆参両院の正副議長が提示した付帯決議案も含めて賛成の方向で対応を浜口政調会長に一任することを決めた。与野党が合意できる付帯決議案の修正がある場合は、検討していく方針も確認した。

 国民民主は改正案の下地となった衆参両院の正副議長による「立法府の総意」のとりまとめに賛同していた。会合後、玉木代表は記者団に、「政府案に賛成の方向になったが、立法府の総意ということなので、できるだけ多くの賛同が得られるように我が党も協力していきたい」と述べた。

 参政は改正案について、付帯決議案に大幅な変更が加えられない限り賛成する方針を固めた。複数の党幹部が明らかにした。

 参院では、自民党と日本維新の会の与党会派は計120議席で過半数(124)に届かないが、国民民主は25議席、参政は15議席。どちらが賛成しても過半数に達する。

 改正案は、女性皇族が結婚後も皇室に残ることや、戦後に皇室を離れた旧11宮家の男系男子を皇族の養子にできるようにすることが柱となる。

 尾崎正直官房副長官は9日午前、空転していた国会が正常化したことを踏まえ、衆院議運委理事会に出席し、政府が改正案を衆院に提出したことを改めて伝えた。政府は6月30日の衆院議運委理事会でも改正案の提出方針を説明したが、欠席していた野党が改めて説明を求めていた。

 9日の理事会では、10日に衆院議運委で採決した後、ただちに衆院本会議へ緊急上程することを与党が提案し、野党側も受け入れた。与党は13日にも参院で審議入りし、会期末の17日までに成立させる段取りを描いている。