NISA成長投資枠で抜群の成績を残した日本株ファンド、「フィデリティ・日本バリューアップ・ファンド」にみる日経平均7万円時代の投資ポイント
朝倉氏:最近の日本株は全体としても非常にパフォーマンスが良く、2024年の2月には34年ぶりの最高値を更新し、2025年も引き続き上昇を続け、日経平均は26%、TOPIXも23%の上昇となりました。「フィデリティ・日本バリューアップ・ファンド」はそれをさらに上回って、全体で39.3%の上昇となりました。まずは、日本経済全体も見通していただきながら、当ファンドがなぜこれだけ好成績を出すことができたのか、王子田さんからお話をいただきたいと思います。
王子田氏:まず、ファンドの特徴をお話させていただきつつ、後段ではどうして好成績を残すことができたのかということに分けてお話を申し上げたいと思います。 このファンドの最大の特徴は、当社のリサーチ力と、隣におります井川のチームによる企業との対話、これを軸とした運用アプローチを取っているという点です。
私たちのボトムアップ・リサーチによって、「本来有望でありながら割安である」と思える銘柄を発掘してくるというのが、アルファの1つ目の源泉です。また、そうした銘柄・企業に対してエンゲージメントチームが対話をして、さらにその企業価値を上げていくことを促すということが、2つ目のアルファの源泉であるというのが特徴です。
ポートフォリオは、幅広い銘柄に投資をしていますが、出来上がりとしましては、やや中型株に寄っていて、スタイルで言いますとバリュー株に寄っているという特徴があります。
対話については、この後、井川から詳しく話しますが、当社のリサーチにつきましては、当社は外資系の運用会社ですが、1969年から東京に運用拠点を構えておりまして、以来55年以上にわたって日本企業・日本株の調査運用を続けてきているという実績があり、ボトムアップ・アプローチの文化が根付いている会社です。なおかつ東京拠点のアナリストとポートフォリオマネージャー、それに加えて、海外拠点・グローバルの投資プロフェッショナルとの綿密な意見・情報の交換・連携を取りながら調査運用をしているというのが当社の特徴になります。 日々アナリストが何を考えているかという最大のポイントは、マーケットに気づかれていないことをいかに先んじて捉えるかということになります。
