5回2死、三ゴロで一塁に駆け込み足を痛めた戸郷(カメラ・宮崎 亮太)

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◆JERAセ・リーグ 巨人4―3阪神(7日・東京ドーム

 戸郷翔征投手(26)は苦悶の表情で太ももに手を当て、その場を動けなかった。騒然とする東京D―。まさかの悲劇の交代となった。

 1―0の5回、2死走者なしで迎えた打席。三ゴロで一塁を全力で駆け抜けると、左太もも裏を抑えてその場から動けなかった。駆けつけたトレーナーと亀井コーチとともに自力で歩いてベンチへ向かうも、6回のマウンドには立てず。5回64球無安打無失点で左太もも裏を痛めて降板。「いい試合をできていたのに申し訳なかったです。ショックですけど前を向いてやっていけたらと思います」と気丈に振る舞った。

 自身5連勝を目指して立った同率首位の阪神との一戦。初回から最速151キロを計測した直球は力強く、武器であるフォークを際立たせた。5回まで圧巻の投球も「(高橋は)やっぱりいい投手ですし、一つでも塁に出てなんとかできればと思ってましたけど」と貪欲に食らいついた結果だった。

 8日に検査を受ける予定。杉内投手チーフコーチは「抜けられると困るけど、最悪のことを考えながら」と厳しい見通しを口にした。左足を少し引きずりながら帰路についた戸郷は「検査に行って全部わかると思う。初めてのケガなのでちょっとどうしようかな、という感じです」。自らの無事を祈り東京Dを後にした。(水上 智恵)