「『boy』発言」で波紋 ナショナルズ右腕が謝罪 米国では差別的表現として受け止められる歴史
ナショナルズのケード・カバリ投手(27)が1日(日本時間2日)、前日のレッドソックス戦でウィルソン・コントレラス内野手(34)を見逃し三振に仕留めた際、「Sitdown, boy(座れよ、坊や)」と叫んだことについて謝罪した。
米国では白人が黒人男性を「boy」と呼ぶことには、奴隷制度や人種隔離時代に相手を見下す差別的表現として使われた歴史があり、SNSなどで批判が広がっていた。
オクラホマ州出身の白人選手であるカバリは、「発言がそのように受け止められたことに胸が張り裂けそうだ。悪意は全くなかった」と説明。「ワシントンD.C.に住む13歳の黒人の少年があの場面を見て、憧れを失ってしまったとしたら本当に心が痛む」と語り、「もう二度と同じ言葉は使わない」と約束した。コントレラスはベネズエラ出身。「人種的な意味があったと思うか」と問われると、「その件はMLBに任せる」と述べるにとどめた。
騒動になったのは4回、叫んだことで口論となり、コントレラスがマウンドへ向かって突進。両軍がベンチを飛び出す騒ぎに発展したが、大事には至らなかった。
カバリは「ホテルに戻って初めてSNSの反応を知った。妻も傷ついており、自分も一睡もできなかった」と話し、「私を知る人なら、あれが本当の私ではないと分かってくれるはずだ」と強調した。一方で、現時点ではコントレラス本人には直接謝罪しておらず、「会えたら、自分の口で意図はなかったと伝えたい」と話した。

