星乃あんな 女優・モデルの二刀流で活躍中 鈴木亮平からの金言を胸に更なる高みを目指す
女優でモデルの星乃あんな(16)が24日公開の映画「だぁれかさんとアソぼ?」(清水崇監督)に出演する。子役時代から実力を磨き、モデルとしても勢いに乗る10代が新たな挑戦となる難役に挑んでいる。
今作では本音をうまく話せず、暗い過去を抱える女子高生・平瀬小春役を演じる。「共通点がほとんど無くて、共感できる部分も無かった」と役づくりには苦戦。それでも、脚本を何度も読み込みながら役に寄り添い続け、セリフ一つひとつに「本当にそう思っているのか」と秘めている“本音”を理解することで自らに落とし込んでいった。
同作は学校の階段で“絶対にやってはいけない遊び”をやってしまい、日常がだんだんと歪み始めていく学園ホラー映画。撮影中は「ずっと肩がグッってこわばっている感じだったので、ホラーシーンが終わった数日は肩とか腕、首とかも筋肉痛でした」と振り返り、「無意識に緊張しちゃってたんで、休憩時間には常に肩を回してました」とほほえんだ。
姉役で共演したFRUITS ZIPPER・鎮西寿々歌については「現場を一番に思ってくれる人」。初対面のキャスト同士を自然につなぎ、周囲に気を配っていたという。一方で、重要なシーンの前には深く役に入り込む姿も見せ、「アイドルの方だけど、現場では女優さんだなって思う事の方が多かった」と尊敬を口にした。
幼少期から人前に立ったり、ドラマを見たりすることが好きで、スカウトを経て芸能界入り。10歳の頃、TBS系「テセウスの船」(2020年)でドラマデビューした。同作では鈴木亮平と共演し「『教科は何が好きなの?』って聞かれて、『国語が好きです』って言ったら、『じゃあ女優さんやった方がいいよ』って言っていただいた。子役ではなくて、俳優としてコミュニケーションしてくれたことがうれしかった」とトップ俳優の立ち居振る舞いに感銘を受けた。
23年からはファッション誌「ニコラ」の専属としてモデル活動にも注力。“表現する”という意味では女優業と似ている業種でもあるが、「モデルだとファッションも含め、自分らしさを表現できる。俳優は素を隠しながら役の気持ちを表現しないといけないので、同じようで全然違う」とそれぞれの難しさを語った。
女優とモデルの二足のわらじで活躍する星乃は、自身の理想像に小松菜奈の名前を挙げた。「モデルもできる俳優さんになりたい。演技もモデルのスキルも磨いて、『カメレオン女優』『モデルでもプロフェッショナル』って言っていただけるようになりたい」。あくなき探究心を胸に突き進む16歳の、無限の可能性に期待が高まる。(高澤 孝介)
◆星乃 あんな(ほしの・あんな)2009年11月1日、千葉県出身。16歳。20年にTBS系「テセウスの船」でドラマ初出演。NHK連続テレビ小説「ちむどんどん」(22年)などにも出演した。モデルとしては20年に「ニコ☆プチ」の専属モデルに選ばれ、23年に「ニコラ」のレギュラーメンバーに進級した。趣味はギター、音楽・映画観賞で、特技はクラシックバレエ。165センチ。

